細部のディテールにまでこだわった1台
魅力的なモデルカーからRCカーまで幅広い車種をラインアップする模型メーカーの京商。同社のsamuraiシリーズから、1/18スケール「トヨタ・スポーツ800(通称:ヨタハチ)」が10月1日に発売された。同モデルは2020年6月にシルバーが販売されており、今回は新色バージョンとなる。
1965年に登場したトヨタ・スポーツ800は、パブリカの空冷水平2気筒エンジン(790cc)をフロントに搭載し45psを発揮した。パワーこそ現代の軽自動車よりも低いが、流麗なボディデザインと車両重量が580kgと軽量なこともあり、最高速度は155km/hに達した。 ライバルだったホンダS800の車両重量が755kg、最高出力は70ps、最高速度は160km/hだったことからも、いかに軽量で空気抵抗が大事だったかということがわかる。
実車をあますことなく再現
モデルカーに話を戻そう。スタイリングに目を向けると、鰹節バンパーやライトカバー付きのヘッドライトや、ボンネットが低いためフロントフェンダーの上に装着されたウインカーなど、実車の特徴をあますことなく再現されている。 ポルシェ911よりも採用が早かったディチャッタブル・トップも外すことができない注目ポイントだが、実車はトランクに収納することができるものだった(モデルカーは開閉不可)。Bピラーにある筒状の膨らみは、車内を換気するためのダクトカバーだ。 インテリアに目を向けると、視認性の高いメーターが並ぶ。左からタコメーター、油圧・油温(中央)、スピードメーターとなっている。バケットタイプのシートや室内からアクセスできるトランク用ジッパーの再現にも注目したい。 開閉機構は持たないレジン製で、税込み1万9800円(税込)だ。世界限定700個のうち、約半数は日本で販売される予定なので、気になる方は全国のホビー店またはインターネットから購入してほしい。
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◆トヨタ・スポーツ800
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