全日本ラリー参戦車両のシュコダ・ファビアR5も激走
一般公道を占有して開催している日本で唯一のヒルクライムイベント「BRIGヒルクライムチャレンジシリーズ」の第6戦「御岳高原ヒルクライム2021」が10月2日(土)~3日(日)に開催された。
だが緊急非常事態宣言も解除となったとはいえ、秋の行楽シーズンと重なったこともあり、この御嶽山周辺への観光客も多いことから、これに配慮する形で開催することに。2日に日程を分け、1日あたりの参加者の数を減らし、開催時間を一般的な生活時間帯のなかに収めるなどの配慮がなされた。
百花繚乱ヒルクライムマシン集結
このシリーズでは、1本の下見走行(レッキ)のあと、設定されたコースを1台ずつタイムアタックして、2本の走行での合算のベストタイムで勝者を決めるという競技規則。
なかにはイベントが2日間に変更されたことで、車両をシェアして2日にわたって参戦するものがいたり、クラス変更や車両変更で2日連続で参戦するツワモノも現れた。一方、今回もこのシリーズ初参戦となるルーキーが8名も参加。さらには観戦に訪れたギャラリーもおり、それらに向けたブリーフィングを行い、しっかりと安全対策を施したうえで開催となった。
若手、津田洋輔選手のインプレッサが総合1位
今回は、デモンストレーションランということで、今シーズンの全日本ラリー選手権で、唐津、丹後、モントレーと3勝を挙げJN1クラスポイントランキングトップを快走している福永 修選手&齊田美早子選手ペアが、そのラリー本番車である「アサヒ☆カナックOSAMU 555ファビア(シュコダ・ファビアR5)」を持ち込んでの走行を披露。そのタイムは2分41秒2、2本目は2分40秒0という結果となった。
Dクラス 篠原高広選手(#2 PROFIT-SPORTS タツキAE86/06:07.5/総合31位)
DLクラス 志賀良彦選手(#6 BRIG エラン/05:58.0/総合20位)
Kクラス 草間一朝選手(#10 K’s WSR Celam レンタルエッセ/06:48.5/総合67位)
NAクラス 土田和人選手(#26 つっちーカプチーノ/06:20.2/総合46位)
NBクラス 川瀬拓馬選手(#42 小山スピードBRIG S3/05:50.8/総合12位)
NCクラス BURA KAZU選手(#56 BRIG KRT 夏用インプレッサ/05:58.4/総合21位)
OAクラス 珠玖和孝選手(#63 DACカプチ 木村自動車商会 BRIG/05:49.3/総合11位)
OBクラス 三宅 洸選手(#71 色白S2000 AP1/05:43.7/総合8位)
OCクラス 村上克彦選手(#82 ランエボ9/05:27.7/総合3位)
という結果となった。
会場となるのは、長野県木曽郡王滝村にある「おんたけ 2240 スキー場駐車場」、その周辺の舗装道路が舞台となり、シリーズとしては2年ぶりの王滝戦となる。この最終戦は原則ルーキーのエントリーは許されず、さらにフェスティバルへは参戦の選考基準があり、シリーズ上位の選手のみが招待されるというイベントとなる。