第1位 日産ノートオーラNISMO
ノートオーラをベースに、多岐にわたり手を加えた。ハイブリッドのe-POWERでは、ベース車のスポーツモードをNISMOモードに変更している。スポーツモードに比べると、アクセルペダルを戻したときの制動力を弱め、加速時の反応を機敏にした。ベース車のスポーツモードでは、カーブへ進入するときにアクセルペダルを戻すと、減速力が強すぎる場合もあるが、そこを最適化している。
またスプリング、ショックアブソーバー、電動パワーステアリング、タイヤ(ミシュラン・パイロットスポーツ4)まで、走行安定性と乗り心地に大きく手を加えた。ベース車も操舵に対する反応は正確だが、危険を避ける時などは、あおられるような挙動も生じやすい。
ノートオーラNISMOでは、そこを抑えて後輪の接地性も高めた。乗り心地は硬めだが、タイヤが路上を跳ねるような動きが生じないから、不快には感じない。バランスの良いチューニングを施した。
しかも価格が割安だ。286万9900円だから、ベース車に相当するノートオーラGレザーエディションに比べて17万円の上乗せに収まる。この差額でノートオーラNISMOが手に入るのだから注目度も高い。
デザイン性 | 7点 |
価格の割安感 | 10点 |
走行性能 | 8点 |
実用性 | 7点 |
売却する時の価値 | 8点 |
合計 | 40点 |