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車高を下げたかったらリヤタイヤを上げろ? ちょっと不思議なシャコタン「ハイエース」の作り方

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TEXT: 芝 修(SHIBA Osamu)  PHOTO: ムーンフェイス/Auto Messe Web編集部

  • MIDハイエースワイドボディ

  • Genb製トーションバー
  • トーションバーボルトの頭をレンチで回す
  • Genb製ローダウンブロック
  • Genb製ローダウンブロック単品
  • セカンドハウスコンプリートカー
  • ローダウンと走行性能を高めたハイエースのラリー車
  • MIDハイエースワイドボディ
  • VM系レヴォーグ用車高調
  • 純正とGenb製のバンプストッパー
  • 純正とGenb製のリバンプストッパー

じつは簡単にシャコタン化できる200系ハイエースのローダウン

 クルマをカッコよく魅せるための手軽で効果的な手段がローダウンだ。車高が落ちてレーシーかつ精悍なフォルムが形成され、ホイールやエアロパーツなどが加わることで、よりスタイリッシュなクルマに仕上がってくる。

 このローダウンするための代表的なパーツがローダウンスプリングや車高調整サスキットだが、ハイエースの場合はまったく違うパーツが必要になってくる。その理由は足まわりの構造が一般的なクルマとは異なっているから。ミニバンやセダン、クーペの場合、ショックアブソーバやコイルスプリング、アーム類を組み合わせて乗り心地と操縦安定性を向上させたストラットやダブルウィッシュボーン、マルチリンクといった足まわりの構造が採用されている。VM系レヴォーグ用車高調 しかし、ハイエースは乗り心地よりも重い荷物を運ぶ4ナンバーの貨物車として設計されているため、フロントはダブルウィッシュボーン式トーションバー、リヤは車軸式半楕円板バネ式となる。車両をリフトに上げてボトム周りを覗いてみると、当然、前後にコイルスプリングはなく、リヤのデフ周りには左右の後輪が繋がったトラックのようなホーシングが装備されている。

200系ハイエースのフロントサスはパーツ不要でローダウン可能

 この足まわりをローダウンさせるには、まずフロントは純正のままでOK。基本的にはパーツを交換する必要はない。その理由は、トーションバー+アンカーアームに設置されている調整ボルトで車高の上げ、下げが可能。別名、ねじれ棒バネのトーションバーは細長く加工した金属が捩じれることで、スプリングと同じ役割を持たせている。調整ボルトでこのトーションバーと繋がったアッパーアームの角度を変えることで、車高が下がるのだ。Genb製トーションバー

 ボルトの調整幅に限界があるため、この方法でのローダウンは約2インチ(1インチ=2.54cm)。それ以上ローダウンさせたいのなら、トーションバーとアンカーアームの角度を変える「コマずらし」という方法もある。トーションバーボルトの頭をレンチで回す

リヤは下駄状のブロックを噛まして車高を落とす

 そしてリヤはローダウンブロックの出番だ。リヤの足まわりには左右の車輪を繋ぐホーシングが板バネ(リーフスプリング)の上に置かれた構造になっている。この板バネとホーシングの間にローダウンブロックをセットすれば、ホーシングが持ち上がってローダウンするという訳だ。Genb製ローダウンブロック

 イメージ的にはローダウンというより、ホーシング(=左右のタイヤ)をボディ側に近づける(フェンダークリアランスを狭める)というイメージ。このブロックの高さがローダウン量となり、ブロックを高くしてホーシングが持ち上がるほどローダウン量は大きくなる。Genb製ローダウンブロック単品 車検に関しては車検証の記載全高より4㎝以上の変更があるなら、構造変更が必要になってくる。したがってハイエースをローダウンさせた場合、1.5インチならそのままで車検はOK。2インチ以上なら構造変更が必要になるということだ。

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