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「エアバッグがないと保険料は上がる」は過去の話! メリットしかない「ステアリング交換」のススメ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

最近のステアリング事情

 まずはデザインから再考してみたい。確かにスタイリッシュな純正ステアリングが増えたのは確かだが、それは社外品も同じでトレンドの最先端を汲み取りつつ進化し続けている。とくにスポーツ系は汗で滑りにくい表皮だったり、レーシンググローブの素材との相性だったり、操作性が最優先され使いやすいことこの上ない。ステアリング交換の今昔 エアバッグに関しても標準装着車が当たり前となり、近年は特約を撤廃したプランがスタンダードのようだ。とくに自家用の普通乗用車や小型乗用車は2015年7月から、すべての保険会社でエアバッグの有無による割引がなくなり、ステアリングを交換したからといって保険料が上がることはない。ステアリング交換の今昔 スイッチ類を備えたステアリングもそこやエアバッグは残したまま、グリップの部分だけを交換できるアイテムが増えているので、もはや社外ステアリングを使う足かせになっているとはいえないはず。つまりステアリング交換に対するハードルは皆無といってよく、カスタムのカテゴリーに関わらず楽しめるメニューなのだ。ステアリング交換の今昔

 では最後にデメリットとまではいわずとも、社外ステアリングを使う際の注意点を。比較的カンタンな作業に思えるかもしれないが、作業中にエアバッグが作動しないよう細工する、ステアリングのセンターをピッタリ合わせる、エアバッグの警告灯をキャンセルするなど、意外なほどコツや経験が必要だったりする。ステアリング交換の今昔「工賃を浮かせたい」なんて安直な理由でDIYせず、安全のためにも自信がなければプロに任せてほしい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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