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「発進するときはまず2速に入れる」ってナゼ? 旧車乗りには「当たり前の儀式」8つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: 近藤暁史/Auto Messe Web

1速に入れるときは2速に入れてから

 最近のMTではシンクロの容量が大きくなって、よほどのことがないとガリッとなることはないが、昔は弱かった。1速はそもそもシンクロがないクルマもあって、停止してから入れないとギヤ鳴りが発生。防止するために、まず2速に入れてクラッチをつなげて、ミッション内の回転を合わせてから1速に落とすといったテクがあった。同様に乗用車でもダブルクラッチを普通に使っていたりした。

シフト操作

ウインカーを戻す

 ステアリングを戻せばウインカーは自動で止まる機能は当たり前だし、旧車にも付いていることがあった。ただなかには装備されていなくて、出しっぱなしになることも。元に戻らないクルマに乗っている人は、ほかの付いているクルマに乗った際、つい手で戻したものだ。

ウインカー操作

赤信号でライトを消す

 現在でもたまにやっている人がいるが、交差点で止まるといちいちライトを消す人はけっこういた。光軸が狂いやすいので対向車がまぶしいからというだけでなく、発電量やバッテリーの性能に限りがあって、それを節約するためでもあった。スピードメーターのケーブルに割り込ませて速度を感知して、アナログな自動減光キットもあったほどだ。

ライトOFF

アクセルをあおってから止める

 スポーツカーで多かったのが、この儀式。止めるときにアクセルをブオーンと吹かしてから、キーをオフにした。今思えばなんの意味もないが、当時は残ったガソリンを使い切った感が得られたりしたので、やっている人は多かった。

アクセルアオリイメージ※写真はすべてイメージです

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