換気はマスト! テント内での火器使用には細心の注意を払うこと
気温が下がる秋冬シーズンに気をつけてほしいのがテント内での「一酸化炭素中毒」です。防寒対策のために締め切ったテント内で、石油ストーブやオイルランタンを使うと命に危険をおよぼす可能性も……。テント内で火器を使用するときには十分な換気を心掛けましょう。
夏の水難事故同様に秋冬キャンプの一酸化炭素中毒事故の危険性
キャンプは自然と対峙する「趣味」であるがゆえ、ケガや事故に遭遇する可能性は高くなります。夏のキャンプでは水難事故が多発することは周知の事実ですが、意外と忘れがちなのが秋冬シーズンの事故。
最悪の場合、死に至ることも! 換気不十分でのテント内火器使用は自殺行為
「一酸化炭素中毒」は酸素の少ない状況で、火器が不完全燃焼を起こすことで発生します。先にも記したように、これからの秋冬シーズンは冷たい外気を遮断するためテントを密閉する時間が長くなり、その状況で石油ストーブやオイルランタンなどを使用すると正しい燃焼ができず、不完全燃焼を起こした火器が一酸化炭素を出すことになります。
万が一の予防策として一酸化炭素チェッカーを用意しておくことが大切!
一酸化炭素中毒を防止する方法はテント内で火器を使用しないこと。使用するのであれば入口やベンチレーター(換気口)を開放して定期的かつ長時間換気を行い、テント内部の一酸化炭素濃度を下げることが大切です。
電気ストーブや湯たんぽで安心・安全に秋冬キャンプを快適に過ごしたい
命に危険をおよぼす一酸化炭素中毒を避けるためには、テントのなかではLEDや蛍光灯式のランタンを使い、ポータブル電源を使った電気ストーブや電気毛布を使用すれば一酸化炭素中毒の心配はありません。