直線的デザインでの主張が頼もしかったクルマ
コレ、本当に市販するのか? 写真を見てそう驚いたのは筆者だけではないだろう。「サイバートラック」のことである。
サイバートラックとは、いまや世界のEVマーケットをけん引するトップメーカーであるテスラ社が発表している、同社初のピックアップトラック。世間をざわつかせたのは、そのデザインだ。
スバル・アルシオーネ(初代)
直線的デザインといえば、その代表格はなんといってもスバル「アルシオーネ」。1985年にデビューした初代モデルだ。
キャッチコピーは「4WDアヴァンギャルド」。わかるようでわからないキャッチだけど、アヴァンギャルドといえば「最先端」であり、スバル自身もいかに尖ったデザインと考えていたことがよくわかる。ある意味、筋がビシッと通った意匠だ。
果たして、この初代アルシオーネ以上に直線的なデザインの国産車が、今後登場するだろうか?
三菱スタリオン
1982年にデビューし、翌年にはジャッキー・チェンが乗ってハリウッドデビューも果たしたスペシャルティカーが三菱「スタリオン」の初代モデル。このクルマもまた、直線的なデザインだった。
市販車は後輪駆動だが、グループB規定に則ったラリー参戦用の4WDモデルも開発されている。
日産パルサーエクサ(初代)
直線的といえば、1982年に登場した日産「パルサーエクサ」も外せない。
日産スカイライン(R31型)
日産スカイラインにも直線的な四角いモデルが存在。その頂点と言えるのが、1985年に登場した7代目のR31型であることに異論をはさむ人はいないだろう。
真骨頂と言えるのは、当時人気だった国内最高峰のツーリングカーレースで戦闘力を高めるために登場した「GTS-R」。外観の特徴となるリヤスポイラーまで、恐ろしいほどの直線デザインだった。
三菱デボネアV AMG
トヨタのセンチュリーや日産のプレジデントと同じく、ショーファードリブン車両として三菱が販売していたのがデボネアだ。1964年から22年間作り続けられたことで「走るシーラカンス」などと呼ばれた初代からバトンタッチされ、1986年に登場した2代目。このモデルもまた、直線的な四角いボディが特徴的だ。