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「あえてスバル車の隣に駐車」「悩んだら青を選ぶ」!「スバリスト」のあるあるエピソード6選

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スバリストにしか理解できない一風変わった生態をお届け!

 クルマ好きのなかでも一風変わった存在として見られがちなスバル車オーナー。その代表例ともいえる筆者ですが、周囲のスバル車オーナー以外のクルマ好きから指摘されることも含めて、今回はそのちょっと変わった生態を紹介します。

【エピソード01/レガシーという表記を見ると無性に訂正したくなる】

 意味合いとしては車名であるレガシィも、メディアでよく使われるレガシー(=遺産)も同じではあるが、車名の正式表記としては「レガシィ」となる。そのため、カー用品店に設置してある適合表や中古パーツ店に並ぶ適合車種などに、「スバル・レガシー」という表記を見かけると直したくなってくる。

 最近では「レヴォーグ」という正式表記に対し、レボーグという誤表記も散見され、これらも同じく気になって仕方なくなる。スバル乗り以外からすれば、どっちでもいい! と思われることが多いと思うが、スバル車オーナーからすると子どものように可愛がる愛車の名前を間違えられるのは、愛息や愛娘の名前(漢字)を間違えられるのと同じで悲しいのだ……。

【エピソード02/色に悩んだら青を買う】

 そもそも色を悩まない人や、青が好きじゃないという人には当てはまらないが、豊富なカラーバリエーションのある小物などを購入する際に、カラーチョイスに悩んだらとりあえず青を選ぶというスバル車オーナーの話をよく聞く。やはりWRブルーへのリスペクトから青を選んでしまうのはスバリストならではだ。

【エピソード03/雪が積もると無性にクルマで出かけたくなる】

 AWDモデルが多いスバル車なら、スタッドレスタイヤさえ履いていれば、ちょっとやそっとの積雪路など難なく走れてしまう。 元々都市部のオーナーでもウインタースポーツを楽しむ人なら、積雪路での運転も慣れているユーザーが多く、走破性の高いシンメトリカルAWDの本領を発揮するべく、つい雪道ドライブへと出かけてしまいたくなる。また路上でスタックしているクルマを見つけると脱出を手伝いたくなるオーナーも多く、その助けられたドライバーはスバル車のポテンシャルの高さ驚かされたりする。

【エピソード04/ロッカーや座席番号などが選べる場合61や555を選びがち】

 下駄箱のある飲食店やスーパー銭湯のロッカーなど、数字が割り振られている場所では、スーパーGT BRZ GT300のゼッケン番号「61」や、WRC参戦時代にインプレッサWRXのメインスポンサーとなっていたBAT社のタバコ銘柄「555」をあえて選ぶ人が多い。 周囲のロッカーなどがすべて空いているにもかかわらず、「61」だけ使用中の状況を見ると、店内に同志が! と勝手に思い込む(笑)。ほかにも4桁の番号が選べる状況であれば、スバルのお客様相談センターの電話番号下4桁「2215(ふじじゅうこう)」をチョイスするマニア度の高いスバリストもいる。

【エピソード05/燃費を気にしてないわりには燃費の話題で盛り上がる】

 現行モデルでは2Lクラスのターボモデル、しかもAWD車でリッター10km代後半の燃費が余裕で達成できるスバル車だが、過去のモデルでは街乗り燃費1桁代のモデルがザラであった。その高い動力性能や走行性能に魅せられたユーザーは「燃費なんか気にしてない!」という人が多かった。だが、意外にも燃費の話題となると、「カタログ燃費よりもいい数値が出た!」「アイサイト使ったら高速でいい数値が出た!」など、盛り上がることが多い。 昨今のストロングハイブリッド車などとは比較にならないものの、2LフルタイムAWDターボで300psを発揮する筆者のVMG型レヴォーグでも、高速道路でエコランせずに16.7km/Lをマークした際に、周囲のオーナーからは「レヴォーグ、エコカーだな!」と盛り上がったことも……。

【エピソード06/SUBARUやSTIのグッズ類に目がない】

 SUBARUやSTIのロゴが入ったウェアはもちろん、グッズやアクセサリー類を購入するファンが多い。それぞれのアイテムに入るロゴに惹かれることもあるが、SUBARUブランドやSTIブランドの正規品は、素材や機能にこだわっているものが多く、クルマづくりと同じく使いやすさやクオリティが高く、一度購入するとその良さにハマってしまう。

スバリストの呼称はじつは先人の名言によって提唱された

 スバル車オーナーでも、この6つのエピソードにまったく当てはまらない人もいると思うが、長きに渡りスバルファンでいる人になれば、該当する項目がいくつかあるのではないだろうか? ひと昔前であれば、街を走るスバル車は少なく、車種を問わず仲間意識のようなものがあり、積極的に道を譲ったりすることも多かった。

 また、スバルの法則と呼ばれる駐車場であえて隣に止める行為も、きっとスバルに乗っている人ならクルマを大切にするはず! という想いから、ドアパンチなどをされないよう隣に止めているといった理由があった。 スバリストという言葉に定義はないが、その発端は東京農業大学名誉教授の後閑暢夫さんが「スバルは紳士の乗り物」という寄稿でこの呼称を提唱したことが始まり。スバル乗りはクルマに対する高い見識をもち、紳士的なドライバーが多いという考えから、「スバルのハンドルを握るとき、つねにこのクルマをして道路のエリートとして他車に対して誇らかに際立たせたい」という想いから生まれた言葉だといわれている。 個人的には、ネット上などでスバル車オーナーでありながら「私はスバリストではない!」という言葉を見るたび、ちょっと寂しい気持ちになる。せっかく「紳士の乗り物」をチョイスした高い見識がある人なのだから、スバル車オーナーなら、もっとスバルを愛し、誇らしくあってほしいと思う。

 最近ではスバル車の各モデルはそれぞれ人気が高く、オフ会やミーティングなどは車種別に行われるようになっているが、個人的には同じメーカーという「スバルのつながり」も大切にしてほしいと感じる。

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