60~70年代テイストを現代のジムニーに注入!
発売から2年以上が経過し、アフターパーツも多数登場。さまざまなカスタムが行われている人気車ジムニー。そんなジムニーを今や超レア車と言われるランドクルーザー40系(1960~1984年)をモチーフにカスタムしたのが、ダイス64のジムニーだ。
ダイスはセダンのエアロメーカーとして知られるJユニットの新ブランドで、このジムニーが第1弾となる。現存車も少ないランクル40系だが、実車と並べてみるとダイスジムニーは、非常にこだわった作り込みをされているのがわかる。「ジムニーのカスタムを始めるにあたって、一度車体を全部バラバラにしてみたんです。そのとき、ピンときたのがランクル40系。無骨で角張ったボディデザイン、ヘビーデューティな仕様、それでいてキュートな魅力がある……など、じつに共通点が多かったんです」とJユニットの鈴木代表。
ダイスジムニーに装着されているパーツは、前後バンパー/グリル/ドア&ボンネットヒンジなどだが、そのどれもに40テイストを注入。最大の特徴はすべてウレタン樹脂を素材に仕上げている点で、細部の細かな作り込みなどウレタンでしかできないような部分も多数。その数々の造形テクをじっくりとチェックしてほしい。
初出:ヨンクスタイルvol.3(一部加筆)
ランクル40オマージュのカスタムポイントをチェック!
【フロントスタイル】
ランクル40の現車は1983年式の40系最終型のBJ42型で、BJ41から踏襲された四角いグリルを備えたフロントマスクとなっている。ダイスジムニーのグリルは、それ以前のBJ40型のランクルをオマージュにしたスタイリングにまとめられている。
【リヤスタイル】
リヤコーナーのアールが付いたガラスが超クールなランクル40系。ダイスジムニーは現行型の新型車をベースにカスタムされているが、その角張ったボディやリヤバンパーなどによって、ランクル40風の渋いテイストを漂わせているスタイリングは高い完成度を見せる。