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冬は「靴入れ」が欠かせない理由とは? あると車中泊が10倍快適になる「お役立ちグッズ」

車中泊に役立つちょっとした必需品

 キャンプ場やRVパーク、湯YOUパークといった宿泊可能な施設を使えば、安心して気ままにテント設営なしの車中泊旅ができる。とはいえ、いくらシートがフルフラットのミニバンであっても、何も対策をしていないままでは冬に向かうこの季節は寒くて寝心地も悪く、車中泊の旅がツライものになってしまうことも。ちょっとした物でもあると無いとでは大違いの、車中泊お役立ちグッズを挙げてみた。

快適な車中泊に不可欠となる「マット」「寝袋」「シェード」

 季節を問わず、車中泊を快適にすごすための必需品は厚手のマット、気温にあった寝袋、そしてすべての窓を覆うシェードだ。 テント泊よりも快適に思える車中泊だが、鉄板と窓に囲まれた車内はノーガードだと寒さをダイレクトに感じるし、シートを倒してフラットにしても段差を感じるクルマが多い。

 寝袋は封筒型やセンタージップが車中泊向きとされているが、これは寝袋に不慣れな人でも狭い車内で寝袋に潜り込みやすいため。快適睡眠温度が適正であれば、マミー型でも問題なく眠れる。 マットもキャンプ用と兼用でもいいが、登山用マットは持ち運びやすいよう幅60cm以下とするものがある。できれば幅65cm以上のほうが並べたときに隙間ができにくく、車内を活用しやすい。マットの厚みが8cm以上あればなおよし。 倒したシートに段差が出る場合は、そのままマットを敷いても違和感を感じてしまうので、着替えや荷物をうまく当てて緩衝させ解消することもあるが、これが結構たいへん。持ち運びやすい“段差解消マット“があると、寝る準備が随分スピーディになる。 窓を塞ぐシェードは車種別のものがベストだが、レンタカーなど車種を限定できない場合は安価な銀マットを加工して窓に立てかけるだけでも効果はある。

LEDライトとミニテーブルでくつろぎ空間に

 オートキャンプ場ではクルマの隣にテントとチェアを置いてくつろげるが、車中泊可能な駐車場であってもファニチャー類を置けない施設は多い。 車内で過ごす時間が増えるので、雰囲気のいいLEDライトと小型のテーブルもあると便利だ。シェードを貼ると、寒気とともに光も車内に入りにくくなる。駐車時はエンジンをかけられないので、小さなLEDライトを車内の灯りとしたい。また、マットの上は不安定でドリンク類をこぼす危険大。簡単にたためて薄く、邪魔にならないミニテーブルがあると安心だ。

  シートに引っ掛けられるものも出ているので、こういったものであれば横になってリラックスしたときに、うっかりテーブルごとけとばす心配なし。

ポータブル電源と湯沸かしや保温ポット&ジャー

 最近は小型で優秀なポータブル電源が登場している。車外にファニチャーを広げられない場所では、基本的にBBQグリルやバーナー類の使用もできないが、ポータブル電源で動かせる湯沸かしポットがあればいつでも車内でスープや温かい飲み物を口にできる。

 保温ポットや保温ジャーに移しておけば、いちいち湯を沸かす必要なし。保温ポットやジャーはしっかりしたフタ付きなので湯気を抑え、中身が残っていてもこぼさずにすむという効果も見逃せない。

シューズ用のボックスとあたたかいソックス

 忘れがちなのが脱いだ靴を保管できるボックスやトレイ、防水バッグだ。助手席のフロアに置いてもいいが、案外その場所は車中泊でいちばん遠いところであったりするもの。例えばリヤ側からスライドドアで外に出るたびに靴を床から拾い上げるのは大変だし、雨や泥で汚れた靴を引き上げるときに、シートや寝袋を汚しかねない。 こんなとき、靴を保管できるボックスや防水タイプの袋に入れて、取り出しやすい場所においておくと便利だ。またこれからの季節は靴の冷えすぎを防ぐという効果もある。

 早朝出発OKの車中泊施設であれば、加えて電熱インソールで朝一番の靴の冷えを和らげておけば、一日の始まりもスムースだ。

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