恒例の「世界一のGT-R祭り」が開催
今回で12年連続(通算14回目)の開催となる「Rʼs Meeting 2021」が、10月24日に静岡県にある富士スピードウェイにて行われた。同イベントはスカイラインGT-Rおよび日産GT-Rの専門誌「GT-Rマガジン」が主催する、年に一度の恒例イベントだ。
昨年はコロナウイルス感染症の拡大の影響もあって、無観客開催となった。2021年度は緊急事態宣言の解除に伴って有観客となり、秋晴れの天候にも恵まれた結果4218人もの来場者を集めることとなった。 会場には第1世代から第3世代まで、およそ500台のスカイラインGT-R&日産GT-Rが集結。今年は残念ながらパレードランやフリー走行は中止となってしまったが、愛車をプロの手によって撮影してもらえる「愛車撮影会」には多くの参加者がエントリー。自慢の愛車をアピールする姿を見ることができた。 またGT-Rにゆかりのあるチューニングショップやアフターパーツメーカーも多数ブースを構え、新商品やデモカーの展示を実施。久しぶりに開催された大型リアルイベントということもあって、各ブースから人が途切れることはなかった。
新型「Zプロト」も特別展示された!
そしてメインステージ前には日産自動車のブースが設けられ、先日発表されたばかりの日産GT-R特別仕様車「T-spec」を展示。ほかにも、今冬日本仕様の発表が予定されている「新型Zプロト」も特別展示され、多くの来場者が足を止めていた。 メインステージではGT-Rにまつわる人物のトークショーが行われ、第1回はGT-Rの開発に携わった田口浩氏、渡邉衡三氏、加藤博義氏の3名が登場。ステージ前には渡邉氏の所有する世界に1台のダークグリーンのボディカラーを纏ったR32GT-Rも展示された。 第2回のトークショーでは、グループAやN1耐久でGT-Rを駆ったレジェンドドライバーの鈴木利男氏、木下隆之氏、桂伸一氏が登壇し当時を振り返った。 第3回のトークショーではR35チーフ・プロダクト・スペシャリストの田村宏志氏と同チーフ・ビークル・エンジニアの川口隆志氏が登壇。最新のGT-Rにまつわるさまざまなエピソードトークを披露していた。 この模様はGT-R Magazineのyoutubeチャンネルにアーカイブされる予定なので、気になる人はぜひともチェックしていただきたい。
余談ではあるが、筆者は初めてのRʼs Meeting取材ということになったのだが、意外にも若いオーナーや、子ども連れのオーナーが多く、幅広い年齢層に支持されていることをあらためて思い知ることになった。あのときチャイルドシートに乗って参加していた子どもが、いつの日か運転席に座ってこのイベントに参加する日が来るものもそう遠くないのかもしれない。
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