東北で開催された恐らく今季最大級のミーティング
10月某日、オールジャンルミーティング「C/PARK DEP」がスポーツランドSUGO(宮城県)のMパーク駐車場にて開催された。コロナ禍の影響もあり、ここ数年はクルマ好きの集まりもなかなかできなかった東北地方。この日は久々のミーティングということもあり、地元宮城をはじめ、ほかの東北5県からはもちろんのこと、全国各地から400台を越えるカスタムフリークを集めた。 いわゆるドレスアップコンテストと違い、クルマ好きが集まって楽しい1日を過ごすというのがコンセプト。「その昔は松島では週末にクルマ好きが集まって親交を深めていたんですけど、いまはそういう集まりがなくなってしまった。じゃあまた作ろうって。それがこのミーティングを立ち上げようと思ったきかっけです」とは主催メンバーの佐藤さん。 その想いを受け取ってか、会場には幅広いジャンルのクルマが集まった。そこで今回、そのなかから印象に残ったクルマを紹介していく。
カスタムベースとして今も昔も人気のセダン
この手の集まりでもっとも台数を集めるのはセダンなのだが、やはり当日も一番多かった。最近はクラウンやレクサス、マークXがベース車として人気だが、そんな人気車を押しのけて会場で目立っていたのが先代モデルのGZG型センチュリー。いわずと知れた超VIP(ブイ・アイ・ピー)のクルマだ。 もともとセンチュリーが持つ独特の威圧感を、ローダウン&ホイール交換することで押し上げるカスタムが主流。車種が車種ということもあり、ミーティングやドレコンでは1会場に1台いるかいないかなのだが、この日に限っては数台エントリーしていたのが印象的だった。 もう一台紹介したいのが2代目トヨタ・セルシオ、20世紀とともに姿を消した20系だ。いまや旧車の域に入りつつある個体ではあるが「やっぱりVIPスタイルといえばこのクルマ、しかも2トーンカラーでサラッと乗るのが当時っぽくてカッコいい」とオーナーのTさん。 足元にはやはり当時大人気だったディッシュ系ホイール、なかでも若いころ憧れだったというOZレーシングのオペラを指名。「もはやクルマよりホイールの方が高いんですけど(笑)、やっぱりこのスタイルにはこのホイールなんですよ」。
現行ハッチバック車も参戦
ハッチバック車からはデザインコンシャスなマツダ3のファストバック、USテイストなフロントマスクがカスタムシーンでも注目を集めているカローラスポーツ、そしていま登録車で一番売れているヤリスをピックアップした。ヴィッツ時代はコンパクトカーでカスタマイズするユーザーのベースとして人気だっただけに、今後人気を集める予感。 カローラスポーツはフェンダーをワイド化、ワークのマイスターCR01をねじ込む。現行カローラでここまでイジる人は滅多に見られないのもあり抜群の存在感だった。 カスタムベースとしてさらに希少なマツダ3。段リムの組み付けホイールはあえてメッキディスクを選ぶことで、ソウルレッドをまとったボディとの相性もバツグン。USテイストな装いを見せている。