懐かしの銘柄が今でも新品で購入できる
足もとのカスタマイズといえばタイヤ&ホイール。各メーカーが毎年のようにニューモデルが登場させるなか、昭和の時代から現在まで根強い人気を誇るモデルが存在する。往年のデザインをそのまま継承していたり、雰囲気を残しつつ最新の技術で進化させているなど、今も新品がラインアップされているモデルを紹介していこう。
レーシングサービスワタナベ:8スポーク
筆頭と呼べるのは今も熱狂的なファンが多い、レーシングサービスワタナベの『8スポーク』だ。初めて世に送り出されたのは1968年、半世紀を超える歴史のロングセラーだ。強度と軽さを追求した1ピースの鋳造モデルで、アルミ製に加えより軽量なマグネシウム製もある。
SSR:Mk-I/Mk-II/Mk-III
続いて1970年代に爆発的にヒットしたSSRの「スピードスター」。ディッシュ形状のデザインから「1円玉」と称された「MK-I」をはじめ、十字の4本スポークが与えられた「MK-II」に、十字を組み合わせた8本スポークの「MK-III」と、いずれも当時のスペックでラインアップが続いている。
SSR:フォーミュラメッシュ
同じくSSRからは「フォーミュラメッシュ」も復刻。繊細なメッシュのデザインで当時からのファンには懐かしさを、若いユーザーには新鮮なインパクトを与え、16/18/19インチがカタログモデルとして販売中だ。
ワーク:エクイップ
旧車に人気のホイールといえば、ワーク「エクイップ」シリーズも外せないだろう。なかでもシンプルな4本スポークの「エクイップ01」は、1970年にデビューした初代モデルの復刻版で、1ピースから3ピースに変更されたがデザインは共通。それによってリム幅のラインアップが広がり、旧車のみならず新たなファン層の獲得にも成功した。
ハヤシレーシングやロンシャンXR-4も発売中
さらに旧車で鉄板のハヤシレーシング『ストリート』も、現行モデルとして数多くのサイズが展開されている。1990年代のドリフト車両でもリバイバルしたロンシャンの『XR-4』や、星形デザインの『スターシャーク』はコーリンプロジェクトから販売中。
ホイールだけじゃない! 懐かしのタイヤも復刻中
復刻しているのはホイールだけじゃなくタイヤも。ヨコハマが1981年に発売しモータースポーツ界を席巻した『アドバンHFタイプD』は、クラシックなトレッドパターンを求める声に応えて復活、サイズラインアップもどんどん拡大している。
ヨコハマでは初の乗用車に向けたラジアルタイヤのブランド、『GTスペシャル』の名を冠した『GTスペシャル・クラシックY350』も登場させた。いずれも昔のトレッドパターンやロゴを正確に再現しながら、構造やコンパウンドは最新のテクノロジーを投入している。