クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CUSTOM
  • 「シャコタン」から今流行りの「シャコアゲ」まで! 「ミニバン」「ワゴン」「SUV」の目的別「車高調」サスペンション選び
CUSTOM
share:

「シャコタン」から今流行りの「シャコアゲ」まで! 「ミニバン」「ワゴン」「SUV」の目的別「車高調」サスペンション選び

投稿日:

TEXT: 森田真悟/酒井賢次/杉山雄二  PHOTO: 木村博道/浦野浩之/稲田浩章

  • 目的別サスペンション選び

  • テイン・フレックスZ(走り)
  • テイン・フレックスZ(ローダウンスタイル)
  • テイン・フレックスZ(装着)
  • HKSハイパーマックスS(走り)
  • HKSハイパーマックスS(イメージ)
  • HKSハイパーマックスS(単体)
  • HKSハイパーマックスS(スタイリング)
  • HKSハイパーマックスS(走りインカー)
  • HKSハイパーマックスS(ニードルバルブ/プリロードバルブシステム)
  • HKSハイパーマックスS(バンプラバー/アッパーマウント)
  • HKSハイパーマックスS(大径ピストン)
  • ケーダブリュー バージョン3(走り)
  • ケーダブリュー バージョン3(スタイリング)
  • ケーダブリュー バージョン3(単体)
  • ケーダブリュー バージョン3(装着)
  • ケーダブリュー バージョン3(伸び側・縮み側減衰調整)
  • ディバイド アップ40
  • ディバイド アップ40(単体)
  • ディバイド アップ40(スタイリング)
  • ディバイド アップ40(装着)
  • ディバイド アップ40(アッパーマウント)
  • ディバイド アップ40(スプリング)
  • 目的別サスペンション選び
  • ディバイド アップ40(装着)
  • ブリッツ ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(インカー)

ワゴニスト編集部が厳選! 目的別車高調サスペンション選び

 カスタマイズの多様化によって、ローダウンからリフトアップまでクルマいじりの方向性はさまざま。その昔はエアロを巻いて、ローダウンして、大口径ホイールを履かせるのが定番だったが、いまではその限りではない。それでもサスペンションのチューニングは、欠かすことができない大事なポイント。ここでは目的別、スタイル別にオススメのサスペンションレポート第一弾をお届けしよう。

【目的別車高調の分類】

[ストリート車高調]

 初期投資が抑えられるモデルだけでなく、初心者でもより快適な走行が実現可能になる電子制御搭載アイテムまで幅広くラインアップされている。

[スポーツ車高調]

 走行性能と快適性を両立させたのがスポーツ車高調。ボヤッとではなく、地に足がついた解像度の高い走りを楽しめるのが特徴となっている。

[ハイスペック車高調]

 より低く走りたい、乗り心地をさらに良くしたいなど、各アイテムの専門性は異なるがそれぞれの分野でその技術を磨き抜かれたモデル。

[アゲ系車高調]

 最近人気のアゲ系メイク。車高調以外にも簡単に車高を上げる方法はあるが、細かな車高セッティングや減衰力が調整可能などコダワリ派には最適

初出:ワゴニスト2021年11月号(一部、加筆修正)

 シーンに合わせて減衰力が最適化されるフルオートモードを搭載!

【ストリート車高調/ブリッツ ダンパーZZ-RスペックDSCプラス】ブリッツ ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(インカー)

 ストリートをメインステージにするユーザーにとって、ベストな車高調とは? そんな疑問を解決するべく、さまざまなアイテムを調べていくなかで辿り着いたのは、ブリッツの「ダンパーZZ-RスペックDSCプラス」。

 理由は『最大96段階で用意された減衰力を走行シーンに合わせて自動で調整してくれる』という、超が付くほどの便利機能があるからだ。ブリッツ・ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(装着) 乗り心地の改善に減衰力のセッティングは欠かせず、この調整機構は今や多くの車高調で取り入れられている。しかし調整作業は手動になるため、さほど頻繁に行われないというのが実情だ。それだけに、基準の数値をもとに乗車人数や走行状態から適切な減衰力を割り出してくれるオートモードのほか、合計20のセッティングモードを選ぶことが可能。スペックDSCプラスこそ、路面状況がコロコロ変化するストリートで重宝するというワケだ。ブリッツ・ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(走り) また、ダンパーZZ-RスペックDSCプラスには、シンプルで剛性の高い単筒式ショックの採用により安定した減衰力を発生。さらに全長調整式のため、ローダウンしてもストロークが規制されることがなく良質な乗り味をキープしてくれる。車内に居ながらにして、ディスプレイの右側に備わるロータリーエンコーダによって直感的に減衰力調整できるのも大きなメリットだ。ブリッツ・ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(ロータリーエンコーダ)

ZZ-R車高調ユーザーに向けて後付けできるDSCプラス車種別キットを用意!

 基本はオートモードでOKだが、手動でセッティングを変更することも可能。2.5インチのVA液晶ディスプレイはコントラストが効いて見やすく、従来品よりも液晶サイズが拡大されたことで、各車輪ごとの減衰力を一斉に表示してくれるのがありがたい。ブリッツ・ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(セッティングデータ) 30系アルファードの場合、減衰力調整を行うステッピングモーターはアッパーマウントの上部に装着される。小型化され動作音が静かなため、ドライブ中に気になることがない静音設計を採用。減衰力調整はフロント16段・リヤ12段がオートモードの初期設定値となっており、ストップ&ゴーが多い運転の場合はフロント14段・リヤ8段といったように、走行シーンやGセンサーに合わせて自動で調整される。ブリッツ・ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(ステッピングモーター/VA液晶) ちなみに、すでにZZ-R車高調を装着しているユーザーに向けた、スペックDSCプラスの単品購入も可能になっている。電子制御により乗り味を細かく自動で変えられるため、運転に集中できるのも大きなメリット。利便性の高いパーツなので、安心・安全なドライブを楽しんでほしい。

【ダンパー ZZ-RスペックDSCプラス】

価格:22万7700円~31万3500円(税込)

□対応車種:アルファード&ヴェルファイア、ノア&ヴォクシー、エスクァイア、ハリアー、ヤリスクロス、ライズ、レクサスNX、レクサスRX、セレナ、デイズ、ノート、キックス、CX-30、CX-5、CX-8、デリカD:5、XV、エクシーガ、レヴォーグ、Nボックス、ヴェゼル、オデッセイ、ステップワゴン、フィット、ハスラー、ワゴンR、タント、ほかブリッツ・ダンパーZZ-RスペックDSCプラス(単品)

[30系アルファードの車高調整&バネレート]

□車高調整範囲(純正比):フロント-5mm~-100mm/リヤ-35mm~-70mm

□推奨車高:フロント-50mm/リヤ-50mm

□バネレート:フロント6.0kg/mm/リヤ9.5kg/mm

【スペックDSCプラス・車種別キット】

価格:6万6000円~(税込)ブリッツDSCプラス車種別キット

スタビリティの向上を図る基本プログラム!

【ストリート用車高調/テイン フレックスZ】

 せっかく走りに定評があるレヴォーグに乗るのなら、しっかりとした安定感のある走りを楽しみたい。そんなオーナーにピッタリなのが、純正の良い部分をキープしつつ、コーナリング時のスタビリティなどを向上できるテインの「フレックスZ」だ。テイン・フレックスZ(走り) 重視したのは、路面のギャップを乗り越える際の不快感の解消や、コーナリング時のしっかり感の改善。高速走行時のフラットな印象はそのまま生かしたセッティングとなるため、これら問題点の解決によって、より快適に安定した走りを街なかで楽しめる味付けとなっている。テイン・フレックスZ(ローダウンスタイル) もちろん全長調整式だから、乗り心地とスタイルの両立も万全。減衰力は16段で調整できるから、好みの乗り味も追求できる。3年もしくは6万kmの長期保証も魅力だ。

レヴォーグ純正の電子制御ダンパーに対応するエラーキャンセラーを装備

 車高調整幅は前後ともにしっかり車高を落とすことができ、ストリートに最適な乗り味だけでなくローダウンも存分に楽しめる。レヴォーグ用ではスタビリティの向上を図るため、バネレートも見直されている。テイン・フレックスZ(装着)

 ショックアブソーバには長いストローク量と低反発&低フリクションな複筒式が採用され、本体は飛び石に強く、耐久性にも優れる独自のZTコートを施工済み。また、VN系レヴォーグには純正で電子制御ダンパーが搭載されるため、足まわり変更でエラーが出ないよう、ダンパーエラーキャンセラーが装備される。

 経年などでショックアブソーバがヘタっても、オーバーホールに代わるリプレイスメントサービスにも対応。ショックアブソーバ部分のみを購入、交換するだけで新品への再生が可能になっているのはうれしい限りだ。テイン・フレックスZ(リプレイスメントサービス)

【フレックス Z】

価格:9万8780円~14万6300円(税込)

[VN系レヴォーグの車高調整&バネレート]

□車高調整幅(純正比):フロントー18~ー65mm/リヤー3~ー101mm

□推奨車高:フロントー35~ー55mm/リヤー50~ー30mm

□バネレート:フロント6.0kg/mm/リヤ6.0kg/mm

HKSが培った技術を結集! この車高調は走り心地に違いあり

【スポーツ車高調/エッチ・ケー・エス ハイパーマックスS】

 車高調を手にするのであれば、「走りに特化したアイテムが欲しい」という気持ちは理解できるものの、カチコチのアシでは街乗りは断然不向き。ミニバンやSUVといった実用車にとって、乗り心地は引くに引けぬ生命線だ。「乗り心地ありきの走り味が欲しい」というのが本音のハズ。HKSハイパーマックスS(イメージ) そこでHKSだ。今年3月に発売した「ハイパーマックスS」は、同社の車高調シリーズの体制を見直し、スポーツ走行と乗り心地という、ある意味相反する要素を長年の知見と高い技術力でカバーした新シリーズをリリース。走行時の不快さの原因となる、急な入力で起こりえる突発的な余剰減衰力をカットする技術を熟成させつつ、対象車ごとに味付け。走りと乗り心地のどちらか一方に突出することのない、言うなれば“高次元のマイルドさ”を旨味とする話題作だ。HKSハイパーマックスS(走り) しっかり感のある走りも、快適な乗り心地も欲しい欲張りなアナタにぜひ。車高調慣れしたユーザーも、きっと納得する走り心地が体感できるだろう。

ローダウンしても超快適な走り味を体感!

 HKSの車高調は元々評価が高かったが、新作はさらに乗り心地の良さがアップした印象だ。高速で段差を越えた際にありえる不快さや姿勢の乱れはなく、ローダウン+大口径ホイールの装着を感じないなど、じつに快適だ。使用するショックアブソーバは全長調整式の単筒式を採用し、大口径ピストンによる安定した減衰特性を発揮。減衰力は前後ともに30段調整で、好みに合わせて細かくセッティングすることができる。HKSハイパーマックスS(走りインカー) また、減衰特性をコントロールする要のひとつであるニードルバルブ(写真中央)を刷新したことで、減衰力の効きをよりハッキリとわかる仕様に変更。減衰調整のワンクリックの違いが顕著になることで、セッティング変更した際の乗り心地の違いがわかりやすくなっている。HKSハイパーマックスS(ニードルバルブ/プリロードバルブシステム) さらにスポーツ走行でも快適性を失わない秘訣が、「プリロードバルブシステム」と呼ぶ機構。高速時など、突発的に発生した減衰力の余剰分を排除する機能がさらに進化し、デュアルプリロードバルブシステムとしたことで乗り心地がさらに洗練された。HKSハイパーマックスS(バンプラバー/アッパーマウント) 新シリーズでは、乗り心地の観点から、早め、かつ意識的にバンプタッチさせることを前提として、あえてバンプラバーを長めセット。高い負荷がかかるアッパーマウントの質感、強度も進化させ、ブランド&シリーズロゴをレザー刻印で再現するなど、さり気ない部分にもこだわった仕上がりとなっている。HKSハイパーマックスS(大径ピストン)

【ハイパーマックスS】

価格:21万7800円~36万800円(税込)

□対応車種:30アルファード&ヴェルファイア、80ノア&ヴォクシー&エスクァイア、30/50プリウス、カローラスポーツ、カローラツーリング、E52エルグランド、C25/26/27セレナ、RB/RCオデッセイ、RPステップワゴン、BP/BRレガシィツーリングワゴン、VM/VNレヴォーグ、SCランディ、CX-5、CX-8、ほかHKSハイパーマックスS(単体)

[30系アルファードの車高調整&バネレート]

□車高調整範囲(純正比):フロント0mm~-67mm/リヤ-11mm~-69mm

□デモカー車高:フロント&リヤ約40mmダウン

□バネレート:フロント7.0kg/mm/リヤ9.0kg/mmHKSハイパーマックスS(スタイリング)

12

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS