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わずか1分で取り付け可能! スズキ・ジムニーJB64/74用「エステルタープ」が愛工房から発売

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: 井上 誠

ジムニーを所有するオーナーの「不満」が製品開発に繋がった

 ドレスアップ用モールやカー用品の開発・販売でお馴染の「愛工房(めぐみこうぼう)」から、新型ジムニー(JB64/74)用のニューアイテムがリリースされるとの情報をキャッチ。そこで、その本丸であるファクトリーを直撃取材。話題沸騰中の「JB64/74 エステルタープ」をリポートすることにしよう。

 2018年、4世代目へと進化を遂げたスズキ・ジムニーだが、その人気は高くファーストデリバリーから4年を経た今も生産が追いつかない状態が続いている。唯一無二の軽クロスカントリーモデルであるJB64/74型ジムニーだが、デザイン性の高さと悪路の走破性能の優秀さは、1970年に誕生した初代モデルから変わることはない。 また、ジムニーはカスタムベースとしても突出し、新型ジムニーに向けたアフターパーツも豊富に揃う。今回、新商品として発売される「JB64/74 エステルタープ」もそのひとつであり、そのネーミングの通りJB64/74型ジムニー用として開発されたものである。

荷物の積み下ろし時に濡れることを防いでくれるエステルタープ

「JB64/74 エステルタープ」は、開発・販売を手掛ける有限会社アマノ/愛工房の代表取締役である天野信昭氏がプロデュースしたもの。愛車として手に入れたジムニーに感じた“不満”を解消するために製作したという。 その不満とは新型ジムニーは背面タイヤを背負うためリヤゲートが一般的な跳ね上げ式ではなく、横開き式となることだ。跳ね上げ式の場合、降雨時にはゲート自体が庇の役割を果たし、荷物の積み下ろし時に濡れることを防いでくれるが、横開き式では雨に濡れてしまう。その不満を補うため、2年の構想期間を経て完成させたのが「JB64/74 エステルタープ」なのだ。

取り付けはリヤゲートとゲートドアの上部に付属のマジックテープを貼るだけ

「JB64/74 エステルタープ」は台形型に縫製されたタープ本体と専用のポール、付属のマジックテープの3つで構成され、同製品の装着は至って簡単だ。リヤゲートとゲートドアの上部に付属のマジックテープを貼り、タープの対角線上に1本のポールを取り付けるだけで準備は終了。

 ちなみにポールを1本にした理由は、タープに張りを持たせながらも角度を着けることで雨水を効率よく流すために辿り着いた結果だという。取り付けには工具や熟練の技は必要なく、1分程度で装着できるのも画期的である。 タープ本体はトラックの幌カバーと同じ耐久性・対候性に優れたエステル素材が採用され、明り取り用のビニール製の窓が設けられているので、暗い雨天時でも手元が暗くなることはない。また、タープからポールを外し、ゲート側だけに装着しておけばラゲッジ用の目隠しカーテンとしても使える。そのままゲートを閉めても、タープの窓とゲートの窓が重なるため、後方視界を遮ることはない。 本体に装着されたストラップを使えば、ロールアップすることもできるので収納性も抜群だ。柔軟性と耐候性に優れたエステル素材はコンパクトに収納でき、雨天時や日差しが強い炎天下ではマジックテープに貼り付けるだけで快適なタープとして使うことができる。 実際にジムニーを所有するオーナーの「不満」が製品開発の鍵となり、カー用品の開発を手掛ける天野社長だからこその発想と技術が、その不満を解消する製品を誕生させた。天野社長は「愛工房の本拠地である埼玉県八潮市の仲間たちと作り上げたJB64/74 エステルタープは、信頼性の高い『メイド・イン・八潮』です」と胸を張る。 ジムニーオーナーならでは発想が生み出した知恵と技術の結晶。痒いところに手が届く「JB64/74用 エステルタープ」を手に入れれば、ジムニーとの生活がより濃密になるに間違いない。

◆JB64/74 エステルタープ(意匠登録出願中)
◆価格:2万2000円(送料込みの税込価格 ※一部離島は除く) 

【詳しくはこちら】
愛工房
◆tel.048-998-8899
http://www.megumikobo.jp/

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