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「キョンキョンのレビュー」に「スズキのマー坊」! 嗚呼、懐かしの「軽スペシャリティカー」5選

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

ダイハツ・リーザ

 ほかにダイハツ・リーザも、スペシャルティな軽自動車のなかの1台だった。「プライベート感覚」や「ファッション感覚」など“感性”を重視し、新しいカーライフを演出するクルマ(昭和61年の発表時のニュースリリースより)で、エアロヘミサイクル(半球形)のフォルムが特徴。ダイハツ・リーザのカタログ Cピラーを隠しガラスをラウンドさせたデザインは、まるで当時の“流面形セリカ”の縮小版のようだったが、上質なセンスと仕上げにこだわった内装なども、ある意味で“軽のレベルを超えたレベル”だったと記憶している。走りも軽快だった。ただしこのリーザも女性誌のようなカタログで、最終ページまで探しても諸元表がどこにもなく、小さくキャプションでデータが記されている程度だった。ダイハツ・リーザのカタログ

オートザム・キャロル

 女性ユーザーがイメージのクルマでは、オートザム・キャロルも忘れられない。初代(1962年のキャロル360)の名を復活させて1989年に登場したクルマで、コンポーネンツはスズキ・アルト(現在もOEMで残っている)のそれを活用。ただし丸っこいスタイリングは、キョンキョン(小泉今日子)のCMで有名だった当時のレビューと相通じるトーンだったが、軽では珍しく4ナンバーをもたなかったため、あれほどの自由気ままなスタイリングが可能だったのだろう。オートザム・キャロルのカタログ

ダイハツ・オプティ

 スペシャルティ軽的なクルマとしてさらにもう1台、ダイハツ・オプティも挙げておきたい。このクルマも流行に敏感な女性をターゲットにしており、メッキのフロントグリルとプロテインレザーのシートの組み合わせで、復古調のシットリとした雰囲気で、味気なくない軽自動車に仕上げられていた。ダイハツ・オプティのカタログ

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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