長く乗るお付き合い深さの設定オプション
また、排気量やトランスミッションの違いだけにとどまらず、昔ながらの不等長エキゾーストが奏でる独特のサウンドも根強いファンからは支持されているようだ。 装備面も、基本的にはMTモデルと共通ながら、8ウェイパワーシートやシートヒーター、電動ガラスサンルーフといった快適装備のオプションなどが充実しているのがA-Lineの特徴。スポーツ走行には車両重量の増加はデメリットとされるが、ロングツーリングも快適にこなせるA-Lineには快適さも重視されており、MTモデルには設定のないオプションなども多数存在した。 ロングツーリング向けの装備としては、このほかにクルーズコントロールなどA-Lineならではの装備がある。この装備はGH型インプレッサのターボモデルでMTにも設定されていたこともあり、個人的には標準のWRX STIにもぜひ欲しかった装備だ。
A-Lineは名称こそWRX STIであり、そのスタイルもMTモデルと大きく変わることはないが、実際に乗ってみるとそのキャラクターの違いは歴然。とはいえ2ペダルでもWRXの名に恥じない高いポテンシャルを持つモデルとして、スポーツドライビングを愉しむユーザーにもおススメできるモデルだ。