大柄のボディに映えるスタイリッシュなデザイン
蘇りし名門。カスタムの歴史をひたすら見つめ続けてきた巨人が本格日本上陸を果たし、矢継ぎ早な新作を投入している。ロルフハルトゲのニューフェイスはメルセデスSUV用にデザインされたクロス10スポークだ!
初出:オンリーメルセデス 2021年8月号 Vol.204(※一部加筆修正)
ブラックとシルバーの2色を用意
テクノロジー、デザイン、コンフォート、ヘルスを融合させた革新のメルセデス・チューナーブランドのロルフハルトゲ。メルセデス・ベンツとマイバッハをベースカーとして、ホイールとエアロユニットを含むコンプリートカーまでもプロデュースする。そして早くも新作ホイールが送り込まれてきた。ラグジュアリーの本質を見抜くロルフハルトゲによるデッサンはクロス10スポークだ。
モダンかつスポーティなフットウェアはX10G RSFとネーミングされ、個性的な10クロススポークデザインは、メルセデスのボディを引き立てるにふさわしいコンケーブデザインを採用。スポーク間にデザインピアスボルトを埋め込み、スポーティネスを訴えかける。セットアップしたG63のパワーを受け止めるテクノロジーはフローフォージドシステムにより、すべてのリム断面を鍛造と同等のリム厚に薄肉化を実現し、軽量化と高剛性を両立させたものだ。
大径化してもハンドリング性能が軽快に!
この撮影車両のG63のオーナーは、あの三代目たいめいけん・茂出木シェフだ。数々のスーパーカーやスポーツカーを乗り継いできた御仁だが、巻いたタイヤは315/40R21の極太タイヤ。にも関わらず重くなったはずなのに、軽い取り回しに驚いたという。軽量ホイールのメリットの享受こそ、ロルフハルトゲが提唱するスマートラグジュアリーの一端なのだろう。