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「セプター」ってなんだっけ? マニアでも忘れがちなトヨタの「どマイナーセダン」7台

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

トヨタ・ブレビス

 またプログレの兄弟車にブレビス(2001年6月)というセダンがあったことを、じつは筆者はこの原稿を書き始めてから思い出したくらいで、冒頭のヴェロッサよりも海の深いところに潜んでいた車名だった。

 ブレビスは、ちょうどマークIIに対するヴェロッサのような存在だったが、クルマのキャラクターはプログレ同様の高級車路線で、ただデザインはフォーマルなプログレよりも情緒を盛り込んだものとなっていた。全幅は1720mmでプログレより20mm大きい。3Lと2.5Lの直6エンジンを搭載し4WDの設定もあった。

トヨタ・プロナード

 ここから先の、こんなセダンがちょっと前のトヨタにはあった的なセダンとしては、北米生産車のプロナード(2000年4月)やその前身のアバロン(1995年5月)がある。これらのモデルは北米市場をターゲットにしたFFのラージセダンで、高級感というよりも実用性を重視したクルマ。トヨタ・プロナード

トヨタ・セプター

 ほかにセダンとステーションワゴンが日本市場へ輸入されたセプター、北米市場でフォードやホンダ・アコードと販売台数でしのぎを削ったカムリ、レクサスES300の日本向けモデルのウインダムといったモデルも、もう日本では車名は消えてしまったが、グローバルで高評価を得たトヨタのセダンたちだ。トヨタ・セプター

トヨタ・オリジン

 それともう1台、せっかくなのでオリジンも取り上げておきたい。2000年11月から1年強、1000台限定ということで生産・発売されたこのセダンは、1999年10月にトヨタ国内生産累計1億台を記念したもの。トヨタ・オリジン いうまでもなく1955年の観音開きのドアの初代トヨペット・クラウンRS型をモチーフとし、熟練のクラフトマンによるボディワークはハンドメイドとするなど、手間をかけた製造工程が特徴。当時のセルシオを上まわる車両価格が付けられていた。トヨタ・オリジン

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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