「ロータス」といえば「JPS」! なロードスター
ブリティッシュ・ライトウェイトの総本山「ロータス」といえば、F1マシンや「ロータス・ヨーロッパ」が身にまとっていたブラック&ゴールドの「JPS(ジョン・プレイヤー・スペシャル)」カラーがおなじみ。
会場の一角に停まっていたNA型ロードスターは、カラーコーディネートと「JPS」マークは言うに及ばず、ダックテールやサイドステップに気の利いたゴールドのピンストライプまで入っていて、「JPS」を基本に独自の「ひねり」まできかせたカスタムが光っていた1台だ。
南カリフォルニアの太陽がよく似合うNC型も
ロードスターは北米市場でも昔から人気があり、今でもフリーウェイや街角で新旧ロードスターを見かける機会が多い。
会場でひときわ目立っていた3代目(NC型)ロードスターはフロントが「ノーズブラ」風の仕上げ。頭上にはピンクの「ビキニトップ」(簡易幌)、さらにリヤには大きなウイングとディフューザーを備えていて、バリバリのカリフォルニア風だ。
いたるところに「ムーンアイズ」、「ホットウィール」、「クレイスミス」(鳥のキャラクター)といったホットロッド・カルチャーのアイコンがちりばめられているのもポイントで、そのまま「So-Cal」(南カリフォルニア)でドラッグレースをしていそうな佇まいだ。
番外編:「純正」イタリアン仕様もお忘れなく
そうそう「国籍変更」といえば、現行ND型をベースにした「アバルト124スパイダー」も忘れてはならないだろう。NDロードスターをベースにイタリアデザインのボディとエンジンを積んでいて、組み立ては広島。マツダと「FCA」(今は「ステランティス」に統合)の協業によるもので、日本では販売していないが「フィアット124スパイダー」もある。
すでに述べたように、ヨーロッパの「ライトウェイト・オープンスポーツ」の系譜を継いで進化させてきたロードスターだからこそ、骨格を活かしてヨーロッパのブランドのクルマに生まれ変わることもまたカンタンなわけである。
ほかにも「ロードスター軽井沢ミーティング2021」のイベント風景の写真を画像ギャラリーに多数アップしているので、ぜひロードスターの愛されぶりと多様さをご覧いただきたい。