Honda CIVIC TCRにまつわるQ &A
さて、ここからは、Honda CIVIC TCR について質問形式で解説していきます!
Q.⾞重は?
1265kg(ドライバー含む)です。これに、世界中のシリーズにおけるモデル別予選タイムの速さに従ってBoP(バランス・オズ・パフォーマンス)が追加されます。CIVIC TCRは、2021年11月現在+20kgと規定されているので、1285kg(ドライバー含む)です。
Q.エンジンはノーマルなの? シフトは H パターン? パドル?
FK8/TYPE R市販車と同じ4気筒ターボエンジンです。ミッションはパドルシフト付き6速シーケンシャルギヤボックスです。
Q.最高出力は? 最高速はいくつ?
約340bhp(340ps)です。鈴鹿サーキットのホームストレートエンドで236km/h出ました。
Q.アクセル全開にするとどんな感じ? フルブレーキすると? パワステはあるの?
アクセルを全開にするとものすごいパワーでフロントが引っ張られます! ブレーキはABS(アンチロック・ブレーキシステム)とブレーキ倍力装置のマスターバックがないので、最初は分厚い鉄板を踏んでるような感覚で、蹴り飛ばさないと全然減速できないし、コントロールは繊細なイメージでした。 ですが、必要な踏力がわかってくると感覚を掴めるようになりました。ロックしてもフラフラ飛んでいく感じはなく安定感あります。パワステは装着されており、アシストのレベルも細かく変えられます。
Q.タイヤはいくら?
2021年は、1本4万4500円(税別)、4本サイズは同じです。大体1大会につき、プラクティスを含めて5~6セット使用しますので、89万円~106万8000円(税別)というところですが、使用方法によります。
Q.改造費は? 車両はいくらするの?
各車ともパフォーマンスアップのためのオプションパーツの設定はありますが、改造は許されていません。車両価格は本体が 12万9500ユーロ(日本円でおよそ1698万円)。そのほかスペアホイールといった必要パッケージを合わせて、15万450ユーロ(日本円でおよそ1973万円)です。イタリアJ.A.S社から日本への海上輸送費が約120万円(車両搭載から約40日で届きます)なので、おおよそ2093万円で購入することができます。ただ海上輸送費は、現状はCOVID19の影響で乱高下しているそうです。
Q.どうやって買える?
CIVIC TCR車両製作会社である伊 J.A.S. motorsport s.r.l 社の日本国内正規販売代理店である、株式会社童夢にて購入可能です。
まとめ
今回参戦させていただき体感した、国内最速FF車両レース「TCRJ」の楽しさを、みなさんに少しでもシェアできたかな。気になる方は、ぜひホームページやYouTubeなどで必要な情報を収集してみてくださいね。そして来シーズンの TCRJも注目してほしいです!