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「どシャコタン」「鬼のツライチ」「バーフェン」だけど走りもイケる! トヨタ純正色に塗り替えちゃった異色の「ランエボ8」

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

外観はボルテックスエアロでキメる

 以上でライトチューン仕様が完成、続いて見せるほうのカスタムに着手する。中心となるエアロは「イチバンのお気に入り」という、ボルテックスのキットで統一。三菱ランサーエボリューション8MRのエアロ

 さらにフェンダーはフロント50㎜、リヤ60㎜のワイド化で迫力を倍増させると同時に、つなぎ目をスムージングし一体感も高めた。三菱ランサーエボリューション8MRのエアロ

 社外のエアロにオーバーフェンダーを重ね貼りするという、ひとつ間違えるとゴテゴテした印象になる手法だが、スムージングのおかげで思った以上にスッキリと仕上げているのはお見事。

 もうひとつのコダワリはボディカラー。シエンタなどに使われているトヨタ純正のベージュで、ランエボではほかにいないだろうと思って選んだとか。今のところSNSでひとり見かけた程度で、好みが分かれる色ではあるものの『推し』のポイントだ。三菱ランサーエボリューション8MRのボンネット

 なおタイヤはワイド化したボディに合わせ、タイヤ銘柄はそのままで前後とも295/30-18に。組み合わせたホイールはワーク・マイスターS1Rでフロント11J×18-9、リヤ11J×18-19という、ノーマルのボディじゃ絶対に履けないサイズ。絶妙なツライチ具合も見てもらいたいポイントだと話す。

インテリアはまだまだこれから

 次のテーマはインテリア。現在は追加メーターやステアリングが変わっている程度なので、生地の張り替えや塗装などで大幅なイメチェンを狙っている。三菱ランサーエボリューション8MRのステアリングボス

 エンジンもライトチューンから3年が過ぎたのをきっかけに、HKSの2.3ℓキットを組んだコンプリートエンジンを購入。近日中に載せ替える予定とのことで、走りもまったくの別モノに生まれ変わるはず。さらにサーキットのタイムが速くなるにつれ、足まわりに関しての要求もレベルが上がってきた。

 最近はステアリングの切れ角が少ないのが不満で、何かしらの対策を考えているとSさんは話す。チューニングもドレスアップも大好きで、どちらも妥協せずに辿り着いた自分流カスタム。これからもサーキットにミーティングと、カーライフを豊かにする相棒であり続けるに違いない!

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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