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「どシャコタン」「鬼のツライチ」「バーフェン」だけど走りもイケる! トヨタ純正色に塗り替えちゃった異色の「ランエボ8」

オールジャンルミーティングで見かけた注目モデルを紹介

 10月某日、オールジャンルミーティング「C/PARK DEP」がスポーツランドSUGO(宮城県)のMパーク駐車場にて開催された。全国各地から400台を越えるカスタムフリークを集めた本イベントだが、そのなかでも本誌注目のオーナーカーを紹介しよう。

トヨタ純正色のベージュで差別化を図るランエボ

 せっかくのスポーツカーだけにサーキットは走りたい。でもミーティング的な置きイベントも大好き。愛車であるランエボと全方向に渡ってクルマ遊びを楽しむため、チューニングとドレスアップの両立を目指すのがSさんだ。

 以前はFC3SのRX-7に乗っていたそうだが、本格的にカスタムを始めたの3年ほど前から。ベースに選んだのがこのランエボ8MRで、まずは走りを磨くためパワー系に手を入れた。

 マフラーにエアクリーナーといった基本中の基本から始まり、ターボエンジンのアクセルオフでレスポンスが遅れるのを解消する、ミスファイヤリングシステムも導入。2本の長い直線を有するスポーツランドSUGOをよく走るので、パワーは少なからず高めたほうが楽しいという判断だ。

 足まりはセッティング幅が広く乗り心地もいいブリッツの車高調、タイヤはハイグリップで知られるアドバン・ネオバAD08をチョイス。

外観はボルテックスエアロでキメる

 以上でライトチューン仕様が完成、続いて見せるほうのカスタムに着手する。中心となるエアロは「イチバンのお気に入り」という、ボルテックスのキットで統一。

 さらにフェンダーはフロント50㎜、リヤ60㎜のワイド化で迫力を倍増させると同時に、つなぎ目をスムージングし一体感も高めた。

 社外のエアロにオーバーフェンダーを重ね貼りするという、ひとつ間違えるとゴテゴテした印象になる手法だが、スムージングのおかげで思った以上にスッキリと仕上げているのはお見事。

 もうひとつのコダワリはボディカラー。シエンタなどに使われているトヨタ純正のベージュで、ランエボではほかにいないだろうと思って選んだとか。今のところSNSでひとり見かけた程度で、好みが分かれる色ではあるものの『推し』のポイントだ。

 なおタイヤはワイド化したボディに合わせ、タイヤ銘柄はそのままで前後とも295/30-18に。組み合わせたホイールはワーク・マイスターS1Rでフロント11J×18-9、リヤ11J×18-19という、ノーマルのボディじゃ絶対に履けないサイズ。絶妙なツライチ具合も見てもらいたいポイントだと話す。

インテリアはまだまだこれから

 次のテーマはインテリア。現在は追加メーターやステアリングが変わっている程度なので、生地の張り替えや塗装などで大幅なイメチェンを狙っている。

 エンジンもライトチューンから3年が過ぎたのをきっかけに、HKSの2.3ℓキットを組んだコンプリートエンジンを購入。近日中に載せ替える予定とのことで、走りもまったくの別モノに生まれ変わるはず。さらにサーキットのタイムが速くなるにつれ、足まわりに関しての要求もレベルが上がってきた。

 最近はステアリングの切れ角が少ないのが不満で、何かしらの対策を考えているとSさんは話す。チューニングもドレスアップも大好きで、どちらも妥協せずに辿り着いた自分流カスタム。これからもサーキットにミーティングと、カーライフを豊かにする相棒であり続けるに違いない!

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