ヒルクライムシリーズ最終戦に120台超が参戦
BRIGヒルクライムチャレンジシリーズ2021の最終戦となる、第7戦「おうたき2240ヒルクライム」が長野県木曽郡王滝村の2240スキー場で開催された。11月6日のBRIGシリーズ最終戦と7日のONTAKE SALITA決勝と、冠雪した木曽御嶽山のふもとで多くの愛好家を集めてにぎやかな2日間となった。
ルートは林間から壮大な展望のゲレンデまで
ヒルクライム競技は、このスキー場のゲレンデをあがる施設の道路を使用する。スキー場の駐車場をパドックとし、そこから競技ルートに設定された道路をあがっていくものとなっている。
寒風を突きつつ華麗なタイムアタックが続く
この週末の2240スキー場は好天に恵まれたが、風があって冬用の上着を着ていないと寒いほど。シリーズはすでに多くのクラスでチャンピオンが決定しており、オープンB(OB)およびノービスB(NB)クラスのみ、チャンピオンが掛かった重要な一戦となった。11台が参加したNBクラスでは桐山賢一選手(#89 小山SP バーキン2号 R3)が3分35秒8、2本目も3分39秒3とともにクラストップタイムをマーク、堂々の7分15秒1のタイムでクラス優勝を飾った。
7台が参加したOBクラスでは、今季調子を上げていた畠沢翔太選手(#110 BRIG ファミリーカーシビック)はコースアウトしてリタイア。一方、タイトルを争っていた三宅 洸選手(#109 BRIG色白S2000 AP1)が1本目は3分34秒1でトップ、2本目は3分43秒4とクラス4番手のタイムとなったが、トータル7分17秒5で2位となりタイトルを決めた。
このOBクラスは、昨年のこの最終戦で横転し、マシンを大修復して今季に臨んだ大森風生選手(#108 KRT MR-S)が3分37秒2(クラス2位)、3分37秒6(クラストップ)と2本ともにまとめてきて、7分14秒8と、三宅選手のタイムを3秒上まわって優勝している。
御嶽サリータはロータス・エキシージが優勝
今年で6回目の併催となる6°ONTAKE SALITA(オンタケ・サリータ)は、欧州車販売のトゥルッコが主催する。イタリア・フランス車を中心とした欧州車両メインのヒルクライムとして開催され、今回も新旧55台のマシンが集結した。BRIGヒルクライムと同じコースを使用してのタイムアタックとなった。山田弘道選手(#49 2006年式LOTUS Exige/Eクラス)が、3分34秒3、3分37秒7と2本ともに総合トップタイムという完璧な走り。7分12秒0のタイムで総合優勝を飾った。