午後の目玉は仲間たちで楽しめる「耐久レース」
午後からは、スプリントレースと同じマシンを使ってダブルエントリーで仲間たちと楽しむことのできる、この日のメインイベントとなる60分の耐久レース。「JCCA筑波ミーティング」の目玉であり、秋の風物詩だ。
Sレースで優勝した「総社オート」90号車は、60分耐久レースへダブルエントリー。この日、唯一のローリングスタートを見事に決めて、ドライバー交代までトップを守り抜いたのは、モータージャーナリスト日下部保雄選手。そこから、元三菱ワークスドライバーという経歴の古茶重選手が日下部選手からバトンタッチして激走を見せた。
そして「Fレース」は、フルチューニングされた1970年式までのマシンでのレース。外観の改造もOKで迫力満点だ。排気量によって3つのクラスに分かれており19台が参加した。
1970年、ファミリアロータリークーペで、ヨーロッパを転戦したマツダワークスのマシンを模した愛車で激戦区へと挑むのは、土井清壮選手。息子の総介さんによるサポートも頼もしい。
Fレースは5年ぶりという内田幸輝選手のスカイラインGT-R。サイドバイサイドでコーナリングするのは、赤鹿選手のGTAm仕様のアルファロメオGTV。
雨しぶきをあげて疾走する坂口選手の510ブルーバードは堂々の2位入賞となった。続くのは宇井選手のB110サニー。
Fレースの“主”と呼ばれる小松原猛選手のTA22セリカ。この日もトップを快走し、1位でチェッカーを受けた。
最後は「TSカップ」のエントリークラスである「クラブマン」クラスが行われ、走行会のスポーツランで1日のプログラムが終了した。
年間に3戦というスケジュールのJCCA主催のクラシックカー・レース。いまから、来シーズンが楽しみである。画像ギャラリーにレースの様子を多数アップしているので、そちらもぜひご覧いただきたい。