一緒に自在鉤も製作してみた
せっかくのツル付きの和風鉄鍋なので、これにマッチする囲炉裏タイプの自在鉤を作ることにしました。自在鉤といえば、横木にこだわりたいですね。丸太をナタで荒く削ったら、彫刻刀で魚らしい模様を入れ、ガスバーナーで焦がしてからオイルステインで仕上げました。竹の節目もバーナーで焦がしています。
鉤はφ10mmの鉄棒を丸く曲げて作り、反対側の直線部分の先端を竹の節穴に打ち込んで上まで貫通させました。魚の背中から腹へ垂直にφ12mmのタテ穴を開けて鉄棒を通します。鉤がスムースに上下できて、きちんと止まる位置で魚の尾ひれと竹筒を斜めに結んで完成です。
すべて手持ちの材料を使ったので、制作費はゼロ円で済みました。結論からいうと、いちばん面白かったのは魚を仕上げているときでしたので、既製品のトライポッドを買って、自在鉤だけ自作にチャレンジというのが順当でしょうか。仲間と車座になって鉄鍋料理をつつくキャンプなんて最高ですね。