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「育てる」喜びを噛み締めろ! 10年愛せる「ビンテージ」キャンプギア4選+α

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: Auto Messe Web編集部 米澤 徹/並木政孝

堅牢さとシンプルなデザインが永遠の定番アイテム

【ビンテージなキャンプギア01/バック110 フォールディングナイフ】

 30年以上も使い続けているアメリカ製のナイフが「バック110」だ。当時、憧れていた美しいナイフは数多くあったが実用性を重視して手に入れた一本がコレ。ブレードの背中を薪で叩くなど、手荒に扱ってもビクともしない堅牢さとシンプルなデザインが魅力の永遠の定番。バック110 フォールディングナイフ

 ブレードの付け根部分に、生産された年代が識別できる刻印が入っているのも、ビンテージへの世界へと誘う大きなポイントだ。この個体は「BUCK110/U.S.A.」の刻印を持ち、1972年から1986年までに生産されたモデルということを物語っている。バック110 フォールディングナイフ(刻印)

コンパクトボディで強力な火力を誇るデッドストックなシングルバーナー

【ビンテージなキャンプギア02/ユニフレームUS-600シングルバーナー】

 CB缶(カセットボンベ)をダイレクトに横置き使用できる、コンパクトなシングルバーナー。じつは購入後に倉庫のなかで行方不明になり、最近、数十年振りに発掘されたデッドストックだ。コンパクトなボディながらも3900cal/hを発揮するハイパワーモデルだが、使用しない間に廃番商品となり希少性は高い。ユニフレームUS-600シングルバーナー

 コンパクトさを味方にバイクでのツーリング用、車載の野点用として一軍に復帰した遅咲きのヒーローである。燃料となるCB缶はコンビニや100円ショップで購入できる利便性も大きな魅力だ。ユニフレームUS-600シングルバーナー(点火)

100年の歴史を誇る一時代を築いたアメリカンコーヒー抽出器

【ビンテージなキャンプギア03/ミロ パーコレーター】

 ひと昔前は「パーコレーター=ミロ」と呼ばれるように、キャンプの定番アイテムとして人気を博していたが、最近はキャンプサイトで見かけることも少なくなりマニアックな存在になりつつある。米国のアルミ調理メーカーであるミロのパーコレーターは、軽量で使いやすいのが特徴だ。ミロ パーコレーター

 アルミのフィルターを内蔵しサイフォンの原理でコーヒーを入れることができ、水とコーヒー豆を入れて火にかけるだけの簡単さも大きな魅力。カヌーやボートで釣りをするときに重宝する逸品。この’80年代に手に入れた商品には、ミロ社の刻印が押されておりビンテージ感も抜群だ。

製造年月の刻印入りがポイント! 家族に贈りたいバースデーランタン

【ビンテージなキャンプギア04/コールマン286Aワンマントルランタン】

 コールマンのホワイトガソリンを使用する定番のランタン。同社のガソリンランタンには製造年月が刻印され、バースデーランタンとして入手する人も多い。最近のLEDランタンは携帯性に優れ、明るく便利なのだが、マントルが燃焼しながら発する明かりは何ものにも代え難い優しさがある。コールマン286Aワンマントルランタン

 このランタンは1999年3月に製造されたもので、息子のバースデーランタンとして購入した。父親が使い、息子がキャンプを始めるときに引き継ごうと考えていたのだが、外遊びに興味がないようで、いまだに父親が使い続けているという曰くを持つ(涙)。コールマン286Aワンマントルランタン

ソロキャンやアクティビティでフル稼働の活躍!

【ビンテージなキャンプギア番外編/ヤマハ セロー225(マルチパーパスバイク)】

 すでに30年近く経った元祖トレイルバイクのセロー225。ソロキャンプやバス釣りの相棒として活躍中。4サイクルの単気筒エンジンはローパワー(20ps)でパンチ力はないが、扱いやすく低いシート高は足着き性にも優れて乗りやすさにも定評がある。ヤマハ・セロー225

 シンプルな構造を持つモデルだけに整備も簡単。ただし、最近は純正パーツの供給が終わってしまったものもあり、そろそろ修理に苦労しそうな予感が漂っている。排気量が223ccなので高速道路に乗ることもでき、車検も不要なので長期の維持も経済的である。

【まとめ】ビンテージの本質を頼むには「育てる」ことに限る

 そのほかにもシングルバーナーやツーバーナー、ホールディングチェア、カヌー、釣り道具など、使い続けているうちにビンテージになってしまったアウトドア用品は数多い。「育てる」というよりも時間とともに「育ってしまった」というのが正しい表現かもしれないが、数十年を経た今も現役として使い続けることのできる相棒たちは、「定番」と呼ばれるものばかりである。ビンテージウォータージャグ

 申し訳のない話だが、大流行中の某軽量ファイヤーピットやデザイン優先のチェアが数十年後に一軍として活躍しているとは思えない。流行を主軸に持ち、耐久消費財として「時代を楽しみたい」人には最適なのだろうが、「10年後も使える」という基準を持つ貧乏性なボクの選択肢に入ることはない。また、ビンテージへの憧れは理解でき、共感をする場面も多いが、ビンテージをお金で買うのではなく「人生と共に育てる」という遊び方もアウトドアの大きな魅力であることを忘れないでほしい。

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  • ビンテージキャンプ
  • オイルランタン
  • コールマン286Aワンマントルランタン
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  • バック110 フォールディングナイフ(刻印)
  • ユニフレームUS-600シングルバーナー
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