尿素水不足の心配はないが
最近、尿素SCRに不可欠な尿素水を作るアンモニアが、韓国で品薄になっているということがニュースで話題になっている。これは韓国が中国に依存してきた結果である。これに対し日本はアンモニアの80%近くを国内で生産しているので、同じようなことにはならない。
とはいえ日本ではこのところ、従来採算や効率重視で輸入に頼ってきたものを国内生産にする必要性が出てきてもいる。例えば、食料自給率は40%を切っており、近い将来、食糧不足を引き起こす懸念がある。韓国のアンモニア不足は他山の石とするべき事柄なのだ。
そして直接的にも、今や微粒な大気汚染物質PM2.5なるものが偏西風でやってくることもあるわけだから、地球環境を考えれば決してお隣の他人事ではないわけである。