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走りも使い勝手も良かった佳作ミニバン!「エクシーガ」が今こそ復活すべき理由とは

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TEXT: 井元貴幸(IMOTO Takayuki)  PHOTO: スバル/Auto Messe Web編集部

走りにこだわるスバルの象徴としてSTIコンプリートモデルも設定

 ミニバンとしてはスライドドアを持たないエクシーガは、箱型ミニバンほどファミリーユースから支持されなかった。だが一方でヒンジドアとしたことで重量増を抑え、軽快なフットワークと低い重心により高速道路でも横風に煽られふらつくミニバンを尻目に安定した走りが自慢であった。エクシーガ tuned by STI さらに、EJ20ターボを搭載する「GT」グレードはワインディングでも7シーターということを忘れるほどのスポーツドライビングが可能であった点も、走り好きのお父さんや家族構成からどうしても多人数乗車のクルマが必要になったスバルファンから圧倒的な支持を得た。

 また、走りのGTをベースとしたSTIコンプリートカー「tuned by STI」や「tS」なども限定販売され、サーキットからアウトドアユーズまでマルチに使えるモデルであった。カスタムやチューニングの面でもエクシーガ専用のパーツも設定されたほか、スバル乗りの定番ともいえる流用チューニングとして3代目インプレッサや4代目レガシィなどの一部パーツ流用が楽しめるのも、ほかのスバル車と同様だ。

エクシーガtS(走り)

ミニバン需要は絶対ある! 日本にもやっぱり7シーターモデルが欲しい!!

 スバル車のなかでは珍しくひと世代で絶版となったモデルではあるが、その一方で走りと多人数乗車という相反する特徴を見事に両立したモデルとして、今もなお支持するユーザーはたくさん存在する。スバルらしい安全性の高さと走りの気持ち良さを、7人乗りで実現したモデルの復活を切望する声はいまも多い。エクシーガ(7シーター) 北米では7/8人乗りを設定する大型SUVのアセントが専売されているものの、そのボディサイズの大きさは、国内では「誰もが気軽に」とは言い難い。やはり国内向けにコアなエクシーガオーナーたちの受け皿として、扱いやすいサイズと高い運動性能を両立したモデルの登場に期待したいところだ。日本未導入のアセント

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  • 2.0L水平対向4気筒DOHC EJ20ターボ
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