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「寒いほうが速い」のは何故? 冬にサーキットを走る「メリット」と「意外な注意点」とは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

夏の高温対策のままではエンジンが冷えすぎることも

 寒さがマイナスに働く可能性があるのはエンジンも同じだ。水温や油温が低いまま全開すればエンジン内部にダメージを与えたり、運が悪ければブローという残念な結果を招くことも。また冷却系を強化すると『オーバークール』という、いくら走っても水温や油温が上がらないケースに陥る場合もある。事前にわかっていればサーモスタットを純正に戻したり、ラジエターやオイルクーラーのコアを部分的に覆うなどの対策を行おう。エンジンにしろタイヤにしろブレーキにしろ、夏よりも入念なウォーミングアップが不可欠なのだ。

水温計のイメージ

 最後は番外編だが意外と見落としがちな注意を。サーキットは山間部や交通量の少ない場所にあることが多く、早朝や太陽の当たりにくい日陰は路面が凍結している可能性もある。事前に天気予報をチェックして、可能ならスタッドレスタイヤで移動したり、チェーンを積んでおくといった安全策を講じてほしい。注意点はあれど、夏よりタイムを出しやすいしクルマに優しいのも事実だ。以上を理解したうえで冬のサーキットを満喫しよう!

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  • タイヤの温度を確認してる様子
  • サーキット走行のイメージ写真
  • 水温計のイメージ
  • エンジン吹き上がりのイメージ
  • 減速しているイメージ
  • スリップしてるイメージ
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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