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「サニーカリフォルニア」「シビックカントリー」「ルーチェAPワゴン」! 憧れの昭和「エステートワゴン」列伝

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

三菱ギャラン・エステートバン

 もう1台、こちらはバンながら、当時の流行を反映したボディサイドの木目張り(オプション)まで用意されていた三菱ギャラン・エステートバン。三菱ギャラン・エステートバン

 写真は1979年のエステートバン専用のカタログからだが、乗用車のワゴンの役割も担っていたため装備は充実しており、とくに上級グレードの2000スーパーエステートには、AM・FMマルチラジオ、電動式リモコンミラー、フロント合わせガラス・ジェードバンド(ボカシガラス)といった装備が標準に。ラゲッジスペースも“フル内張り”にループカーペット(スーパーエステート)仕様になっている。三菱ギャラン・エステートバン

日産サニー・カリフォルニア

 さて木目パネルというと、アメリカのステーションワゴンを範として広まったスタイルのひとつだったが、日本車でも多くのモデルが採用した。1979年に日産から登場したサニー・カリフォルニアもそんな中の1台だった。日産サニー・カリフォルニア

 といっても当初の打ち出しは“5ドアスポーツセダン”ではあったが、明るいイエローのボディ色に木目パネル(当時のカタログ写真によくあるパターンで、ウッディサイドパネル、ラジアルタイヤ、アルミホイールは注文装備と小さく注釈が付いている)の若々しいスタイリングは、スポーツ、レジャーなど多用途性をアピール。サスペンションタワーの張り出しはあったものの、フラットで広いラゲッジフロア、最大で1250mmのバックドア開口幅など、使い勝手のよさも確保されていた。日産サニー・カリフォルニア

ホンダ・シビックカントリー

 サニー・カリフォルニアが登場した翌年の1980年に登場したのが、ホンダ・シビックカントリー。2代目スーパー・シビックの世代に誕生したモデルで、2320mmのホイールベースは当時のハッチバック(2250mm)よりも長く、4ドアセダンと共通のもの。ホンダ・シビックカントリー

 木目パネルはテールゲートには標準、ボディサイドはオプション扱い(となればボディサイドのオプションを選ばないオーナーはいたのだろうか?)。ベースのシビック同様の集中ターゲットメーターやロータリーチャンネル式ラジオ、電磁式テールゲートオープナー、4段階の角度調節ができたスーパーバリアブル・リヤシートなど、当時のホンダ車らしい斬新な機能が盛り込まれていた。エンジンは1.5LのCVCCで、5速MTと★(スターレンジ)付きのホンダマチックの用意があった。ホンダ・シビックカントリー

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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