知られざるコンプリートカーを振り返る
コンプリートカーと聞くと話題の限定車としてインパクトの大きなモデルを多くの人が思い浮かべるはず。しかしながら、あまり大々的に宣伝されず、あるいは話題にされずひっそりと売られていたモデルもあります。今回はそんな知られざるコンプリートカーをピックアップしてご紹介。
スカイラインオーテックバージョン
日産車をベースに数々のコンプリートカーを手掛けているオーテックジャパン。そのオーテックジャパンが1992年に世に送り出したのが、4ドアのR32スカイラインをベースにしたコンプリートカーがスカイラインオーテックバージョンです。
TRD2000
1994年に登場したTRD2000は7代目カローラをベースにTRDが仕上げたコンプリートカーで、限定99台で販売されました。しかしながら実際の販売台数は99台に満たなかったそうです。
コンフォートGT-Z
タクシーや教習車など、多くの人になじみのあるセダンのコンフォート。そんなコンフォートをベースに、走り屋仕様というべきチューニングが行われたコンプリートカーがGT-Zです。こちらもTRDが仕上げたモデルで、スーパーチャージャによりパワーアップされたエンジン、スポーツサスペンションや強化されたブレーキなどトータルチューニングがされています。
マツダスピードファミリア
2001年に登場したマツダスピードファミリアは、マツダの小型セダンファミリアをベースにマツダスピードの専用チューニング施され、限定100台で販売されたコンプリートカーです。トータルチューニングが施されていた、このモデルでもっとも注目するべきポイントはエンジン。圧縮比、カムシャフト、フライホイール、吸排気ポートなどが変更されていて、見る人が見れば手間がかかるとわかるメカチューンが行われていました。