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社外ホイールの「鍛造」「鋳造」の違いって何? 鍛造ホイールの方が高い? その理由は

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

高強度と高いデザイン性をハイブリッドした『削り鍛造』が登場!

 いくつか代表的な例を挙げてみよう。まず鍛造の泣きどころだったデザインの自由度。金型に流し込む鋳造に比べ複雑なデザインは難しかったが、鍛造したアルミ合金を専用のマシンで削っていく、文字どおり『削り出し』と呼ぶ方法が確立されたことで、軽さと強度と剛性に加え高いデザイン性まで手に入れた。ホイール切削加工

 価格まで鋳造に並んだとはいえないものの、ルックスにも妥協したくない人にとっては嬉しい話。一方で鋳造の製法も年を追うごとに進化し続けており、製造の際に発生する金属内部の小さな空洞を減らしたり、リムの強度を高めるMAT製法やAMF製法といった新技術が採用されている。そのため、鍛造と同レベルの強度を持つ鋳造ホイールも少なくない。フローフォーミング加工

 以上のように鍛造と鋳造の差が昔よりも小さくなったのは確かだ。国土交通省が定める『乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準』を満たした証である、『JWL』の刻印があるのを確認したうえで好きなメーカーやデザインのホイールを選んでほしい。JWL刻印

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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