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哀川 翔率いるチームも参戦!「ジャパンクロスカントリーラリー」初開催

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

10台21名の猛者が参戦

 今回ツーリングクラスへの参戦はなかったため、アジアクロスカントリーラリー参戦歴のある車両など、最低6点式以上のロールバーなどFIA準拠の安全装備を備えた車両である、FIAクラスの2クラス各5台の参戦となった。ちなみにFIAの2クラスは、ジムニーが参戦するFIA-Jクラスと、そのほかの4WD車のFIA‐Tクラスという区分けとなっている。

ジャパンクロスカントリーラリー参戦車両 今回はその10台21名の猛者が参戦した。ここ2年ほどアジアンクロスカントリーも開催されないこともあり、それらのラリーレイドに参加した経験者が多く、参加車両もラリーレイド仕様に仕立てられた車両が多い。

ジャパンクロスカントリーラリー参戦車両 残念ながらレグ1では、当初予定されていたCPがいくつかキャンセルされる事態となった。日本でこういった公道を使用したイベントが難しいことを物語る部分でもある。しかし、そこで急遽別ルートを設定するなど柔軟な対応で競技は続行となった。また完全閉鎖となるレグ2の3つのSSでは、河川敷であったり、ゴルフ場であったり、と今まで見たことのないシーンのステージが用意され、大いに盛り上がりを見せた。

ジャパンクロスカントリーラリーのランドクルーザープラド

哀川 翔さんのチームが優勝

 記念すべき第一回目の総合優勝は、川畑真人・深野昌之組(#1 FLEX SHOW AIKAWA Racing With TOYOTIRES PRADO)が制した。総合2位にはFIA-Jクラスの竹野悟史・柳川直之組(#6 Garage MONCHI JAPIND Jimny)が、そして3位に惣田政樹・橘 涼子組(#4 ソーダファクトリー ランドクルーザー)が入った。

ジャパンクロスカントリーラリーに参戦中のジムニー 川畑選手といえばD1GPのタイトル経験もあるトップ・ドリフターだが、2019年のアジアンクロスカントリーへ参戦をはたしている。

ジャパンクロスカントリーラリーの表彰式「2年前にトーヨータイヤさんから声をかけてもらって、ラリーといったらWRCしかイメージがなかったんですが(笑)、よくよく話を聞いてみるとそれではなくて、何日もかけて長距離を移動して行われるラリーレイドってことで『楽しそうですね、できるならぜひ』って形で2019年大会で参戦を始めました。ドリフト出身なんで、滑るのは何とも思わないないんですが、それが安全で速く走れているかっていうところにどうやって結びつくかなって、コ・ドラの深野選手と相談しながらやっています。向きを早く変えて早く全開に踏みたいっていう姿勢づくりはうまくできていると思います。そこを活かせたらタイムアップにもつながるのかなって感じで毎回探り探りやっています」

「このJCCRですが、日本でもこういったことができるんだって驚きでしたし、これから流行るだろうなっていうのは感じてます。家族とか友人同士とかで参加できる参加型の楽しいイベントでした。来年も参戦したいと思っています」とコメントしている。

ジャパンクロスカントリーラリーに参戦中のジムニー

 今回はお試し的なイベントとなったものの、来年も開催が予定されており、次回はさらにパワーアップして開催予定とのことだ。

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