N-VANやN-BOXへと変幻自在バモス・スピリットの帰結
それはさておき二代目バモスです。初代が“ぶっ飛んだ”コンセプトだったのに対して二代目は180度方向転換、コンサバなマイクロミニバンに変身していました。しかしそこは独創のホンダらしく、ライバルとは一線を画してハイルーフ仕様ではなく、ノーマルルーフで戦線参入しています。ただし、4年後にはハイルーフの派生モデルのバモスホビオを投入しています。
ラインアップは乗用モデル(5ナンバー)のターボとM、Lに加えて、商用モデル(4ナンバー)のProが登場したのも見逃せないエポックでした。
何度目かのRVブームの追い風を受けて健闘したバモス/バモスホビオでしたが、衝突安全基準が強化されたことで新登場のN-VANにバトンを渡し、18年に生産を終了しています。N-VANは全車が4ナンバーの設定で、5ナンバーの後継としてはN-BOXということになるのでしょうか。
ともかく二世代のバモスたちは、数奇な運命を辿ることになりました。