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スバル中興の祖「初代レガシィ」! 評論家ですら「あれはセンセーショナルだった」と驚愕したワケは?

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TEXT: 井元貴幸(IMOTO Takayuki)  PHOTO: STI/齋藤優/Auto Messe Web編集部

2代目ツーリングワゴンが大ヒット

 レガシィという名を聞けば、ツーリングワゴンというイメージを抱く人も多いだろう。もちろんステーションワゴンとライトバンの区別もあいまいな時代に、乗用モデル専用車としてワゴンを設定。バンを持たないことでイメージアップを図り、さらにRS譲りのDOHCターボエンジンを搭載することで、ワゴンボディでも侮れない高い運動性能を有するレガシィツーリングワゴンGTが大ヒットしたことは、多くの人が知っていることだろう。

 確かに今回登場した新型レガシィアウトバックのルーツを遡れば、この初代レガシィへたどり着く。その一方で、セダンRSというモデルはインプレッサからWRXへとその血統が受け継がれ、究極のグランドツーリング性能を誇るレヴォーグのルーツは、この初代レガシィのツーリングワゴンGTへとたどり着く。世界速度記録の樹立に始まり、WRCという世界で戦い、スポーツセダンとしての地位を築いただけでなく、ハイパワーワゴンという新しい提案により爆発的ヒットとなった初代レガシィ。SUBARUの現行モデルの多くは、この初代レガシィがあったからといえるほどの名車であることは間違いない。

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