レース使用では普通車とは違うパーツ交換も意識する
最後は上で書いた『東北660選手権』のエントラントからよく聞く話を。NAの軽自動車はそもそもレースのような使い方を想定しておらず、普通車より短いサイクルで交換する純正パーツが多いとのことだ。代表的な例を挙げればハブベアリングにドライブシャフト、ダイハツならリヤのホーシングもウイークポイントで、走行中に折れてしまった車両も何台かいるという。
自分がリタイヤしたりクルマを壊すだけならまだしも、ほかの参加者を巻き込むような事故はシャレにならない。クルマを速く走らせて誰よりも先にゴールを目指すのは同じでも、軽自動車には軽自動車ならではのセオリーや弱点がある。不安なら軽自動車レースで実績を残しているプロショップ、もしくはチームやドライバーのアドバイスを仰ぐなどして、安全かつ楽しく1シーズンを戦い抜いてほしい!