クラシック・フォルクスワーゲンの老舗が目黒から横浜に移転
今年で創業45年を数えるクラシック・フォルクスワーゲンの老舗ショップ「FLAT4(フラットフォー)」。空冷時代のVWの車両販売、メンテナンス、カスタマイズだけでなく、ハイクオリティなパーツの供給も手がけており、オリジナルのアイテムも数多く企画・販売している。日本全国はおろか全世界のVWオーナーたちから信頼を集めている。
そんなFLAT4は長年にわたり東京・目黒で営業してきたが、2021年11月27日に横浜・本牧へ移転してグランドオープンした。
カリフォルニアの雰囲気たっぷりの新店舗
日本で一番アメリカン・カルチャーを感じさせる街、横浜。その本牧通り沿い、新本牧公園のすぐ脇にオープンした「FLAT4」は、大きな「VOLKSWAGEN」のサインが目印。裏に広い駐車場を備えていて、カリフォルニアのカーショップのような雰囲気だ。
駐車場からは1階の販売車両展示スペースにつながり、グッドコンディションに仕上げられたクラシックVWたちがズラリと並んでいる。撮影時には1966年式「タイプ3・スクエアバック」と1954年式「タイプ2パネルバン」、さらに1955年式と1957年式の「タイプ1」、すなわちビートルがいた。
通りに面したショーウィンドウのスペースには、かつてアメリカのドラッグレース・シーンで活躍したレースカー「Inch Pincher Too!」と「Inch Pincher III」を復刻したマシンが鎮座。クラシックVWのパフォーマンスを追求したカスタムの、ひとつの完成形ともいえる逸品なのだ。
マニアックなパーツからかわいいVWグッズまで幅広い
2階のショップスペースに足を踏み入れると、クラシックVW用のエンジン、ホイールをはじめとした各種パーツ、アクセサリーが広い空間に展示・販売されている。Tシャツなどのアパレルや、ステッカー、マグカップといった雑貨も数多くラインアップしているので、気に入ったグッズをお土産にするのもいいだろう。
非売品として、当時物の貴重なヴィンテージ・パーツも展示されている。クラシックVWの世界が時をこえて凝縮されて、ちょっとしたミュージアムのような趣きとなっているため、マニアならずとも楽しめるはずだ。
ショップの一角にはゆったりした休憩スペースもあり、コーラやコーヒーを飲むことも可能。横浜へドライブや散歩に行ったついでに、気軽に立ち寄るスポットとしてオススメできる。