オールシーズンで使えるクルマを紹介
アウトドアの楽しみは、気候のいい季節だけにとどまらない。テントの就寝を伴わなければ、冬の白銀の世界のアウトドアも楽しい。そこで、万一、雪のある場所に足を踏み入れてのアウトドアに大活躍してくれる、もちろん、オールシーズン使えるクルマを紹介したい。
三菱デリカD:5
まずは定番中の定番である、ミニバンの皮を被ったSUVと呼んでいい、三菱デリカD:5だ。今ではトルキーなクリーンディーゼルエンジンとなるが、走りは想像以上に軽快で運転しやすく、もちろん、オールロードでの安定感は本格SUV基準そのものと言っていい。
しかも、3列目席を格納した状態のラゲッジスペースは、例えばアウトランダーなどのSUVより広大。荷物の積載力は大容量ワゴン的と言ってよく、もう抜群である。三菱自動車主催のスターキャンプに集まるクルマを見れば、アウトランダーよりデリカD:5のほうが多い。
そこからも、デリカD:5のアウトドア、キャンプへの適性の高さが見えてくる。この季節に頼りになる雪道の走行性能についても、世界のミニバンのなかで最強と言っていいだろう。
トヨタRAV4 ハイブリッドアドベンチャー
最新ニュースとして飛び込んできたのが、トヨタRAV4でもっともアウトドアテイストが強いアドベンチャーグレードにハイブリッドモデルが加わったこと。つまり、RAV4がもっともカッコ良く見える2トーンカラーボディが、ハイブリッドモデルでも選べるようになったということだ(祝)。筆者はRAV4のデビュー当時から、開発陣に、ガソリン車のみのアドベンチャーグレードでしか選べなかった2トーンカラーをハイブリッドモデルにも拡大してほしいとお願いしてきたことが、やっと叶ったのである。
走破性としては、ガソリン車、アドベンチャーグレードの世界初と言われるダイナミックトルクベクタリングコントロールAWDが、RAV4の4WDとしては最強。だが、燃費はもちろん、アウトドアや災害時に大活躍してくれるAC100V/1500Wコンセントが用意され、車内外で家電品が使えるハイブリッドモデルのほうが、アウトドアでのありがたみはより強いのである。また、RAV4は後席よりもラゲッジスペースを優先したパッケージングとなっていて、ラゲッジスペースの容量や使い勝手は抜群。その点でも、アウトドアに適している。