サンタの乗ったロードスターが横浜巡り
2021年12月12日、晴天に恵まれた横浜市のみなとみらい地区を40台の歴代ロードスターが走り回った。ドライバーは全員サンタクロースの衣装を着用し、愛車にもクリスマスの飾りを施したオーナー有志。ゲストはひとり親世帯のお子さんと保護者たちで、横浜での開催は13回目という歴史あるイベントだ。
ご覧の通り、サンタとオープンカーでのドライブが楽しくないはずがない。沿道の観光客も巻き込んで、この日のみなとみらい地区は笑顔であふれかえった。
「横浜サンタプロジェクト」の一員としての「ドライブサンタ」
ロードスターのファンで構成する唯一の全国組織であるロードスター・クラブ・オブ・ジャパン(RCOJ)は、毎年秋から師走にかけて、オープンカーというロードスターの個性を活かした社会貢献活動をしている。当初は「オープンカーと遊ぼう」と題して児童養護施設を訪問したり、マツダの横浜R&Dに施設の子どもたちを招いてイベントを実施。助手席に乗せてのパン食い競争や、横浜R&Dからベイブリッジを渡ってのドライブ、メンバー有志が考案したゲームを一緒に楽しんだりしてきた。
そして14年前からは「横浜サンタプロジェクト」の一員として「ドライブサンタ」を実施。ドライバーがサンタの衣装を着て、クルマにもクリスマスのデコレーションをするようになった。ゲストには以前と同じ施設の子どもたちに加えて、ひとり親世帯の親子も招くようになって今日に至っている。
さらに6年前からはRCOJが独自に「東京サンタ」を開催し、銀座周辺などのドライブも提供。2018年には3カ所目として「広島サンタ」も初めて実施した。来年6月には「札幌サンタ」も初開催の予定で準備が進んでいる。ただ昨年はこのサンタにもコロナが直撃し、唯一広島だけが開催された。今年は別の事情で東京が中止となったために「横浜&東京サンタドライブ」に名称を変更し、2年ぶりの開催が実現した次第だ。ちなみに「広島サンタ」も1週間前の12月5日に開催されて盛況だった。