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軽自動車だけど侮りがたし! 運転の腕を磨ける「イチオシ軽」5選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ダイハツ・ミライース(初代)

 自分やクルマを共用する家族の運転免許がAT限定であれば、L275と同じKFエンジンを搭載するミライースもアリだ。とくに現行型のLA350は新しいがゆえに中古車は80万円~と高めだが、旧型のLA300より大幅に軽量化されており、車重は2WDで650㎏。旧型やミラから流用できるチューニングパーツは多いし、1台でサーキットも街乗りもこなすなら有力な選択肢といえる。ドラテク磨きの軽自動車

スズキ・アルト

 続いてはスズキ。ここ10年ほどの軽自動車モータースポーツの火付け役となったHA23アルトは、程度のいい中古車が激減し消耗品も徐々に入手しずらくなってきた。なかでもFF用のミッションはかなりの高値が付いており、機械式LSDも廃盤でミッションごとワークス用に載せ替えるなど、ノーマルから作り上げるにはハードルが高いと言わざるを得ない。ドラテク磨きの軽自動車

 ただしHA23は軽自動車だけのレース『東北660選手権』を筆頭に、今も全国で活躍しているためレース仕様の中古車は見つけやすく、それを格安で入手し練習したりレースに参加するのも面白い。

スズキ・アルトターボRS

 最後は今後の主力となるであろうHA36アルト。過給機が付いたワークスやターボRSは純正でも十分すぎる動力性能だし、パーツもノウハウも豊富でブーストアップからタービン交換まで楽しめる。ドラテク磨きの軽自動車

 またNAも今年に入ってから開発が急加速しており、チューニングECUや専用の足まわりが次々に発売。来年からは東北660選手権の別シリーズでHA36のNAを独立させ、ワンメイクレース開催の計画があるほど人気はますます高まりそうな予感だ。

 以上が今ドラテク磨きにピッタリと思われる5つのモデル。ターボにNAにMTに2ペダル、3ドアに5ドアにオープンカーと選び放題だ。軽自動車でコストを抑えてドラテクを磨こう!

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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