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「内掛けハンドル」「クラッチは踏んだまま信号待ち」旧車乗りが現代のクルマでもやってしまう行為6つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web

坂道に止めるのが怖い

 旧車が現役だったころはマニュアル全盛時代。止めるのも気を使って、坂道はできるだけ避けたものだ。サイドブレーキが甘く、1速もしくはバックに入れておかないと、坂で自然に動き出してしまうことがあった。教習所でも万が一のために、ハンドルを切って止めると教えていたほどだ。それならばシフトを入れておけばいいじゃないかと思うかもしれないが、たまに忘れるから始末が悪い。実際に下ってしまったという例はそこそこあった。

坂道に止まるクルマ

ウインカーも赤

 旧車で当たり前なのが、赤のウインカー。フロントはオレンジでも、リヤは赤で、テールランプと同じ場所が光ったりして、見た目のデザイン性はいいものの、少々見にくいというかわかりにくい。当時を知っている人ならわかってくれるが、なかにはわざわざ壊れていますよ、なんて教えてくれることもある。ハザードは両方とも赤いのが点滅するので、さらに壊れていると思われがちだし、なんか緊急事態なのかとギョッとされることもある。

ウインカーが赤いハコスカ

内掛けハンドル

 最後は今でもけっこう見るステアリングの切り方で、昔のクセが抜けていないのかなと、というドライバーがやっていることが多い。パワステがなかった時代のもので、軽くなった今ではやる必要はないし、戻すときに手の移動がうまくいかなかったり、エアバッグが開いたときに手が離れないでケガをすることもあるので、外側から握るようにしたい。

内掛けハンドルのイメージ

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