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「エンジンにお湯をかける」「エアクリを切り替える」真冬でも旧車を快適に走らせるための「意外な儀式」とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web

冬場の注意点4:暖機

 暖機は環境に悪いというのは重々承知。旧車も暖機は最小限に抑えたいところだが、実際は水温計の針が動き出すぐらいまで暖めてやらないと、動き出すことは無理な場合も。もちろん進めはするが、ギクシャクしまくりだ。また、エンジン内部へのダメージという点でも、やはり旧車は暖機が欠かせない。

暖機運転のイメージ

冬場の注意点5:エアクリーナーボックスの切り替え

 これはすべてのクルマが付いているわけではないが、始動性やアイドリングの安定などのために、エアクリーナーの吸い込みを変更するクルマはけっこうある。カタツムリ状のカバーの向きを変えたり、フラップのようなものが付いていて、それを冬になると閉めたりしてやる。

昔のクルマのエンジンルーム(エアクリーナーボックス込)

まとめ

 ポイントとしては以上だが、寒い日の朝にはかかりが悪いのは避けようがないこともある。アクセルを軽くあおったり、チョークを全開にするなど、かけるコツがあったりして、うまくかけられるとなんだかうれしかったりする。

 また、最近はやらないだろうが、当時はヘッド部分やキャブレターにお湯をかけてかかりやすくするのも手だったりした。急いでいるときは大変とはいえ、愛着が湧くこともあって、冬のぐずつきをどうするかというのは旧車の魅力のひとつと言ってもいいだろう。

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  • 昔のクルマのエンジンルーム(エアクリーナーボックス込)
  • 旧車のエンジンルームをチェックするイメージ
  • 暖機運転のイメージ
  • バッテリー単体
  • オイルの粘度
  • キャブ調整中のイメージ
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