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お正月休み中になんとかしたい「ヘッドライトの黄ばみ」「樹脂パーツの劣化」! 意外とカンタンなメンテナンス法とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

樹脂パーツの復活方法

 一方、黒い樹脂はどうか? 最近ではあまり使われなくなってきているが、一部のモールやワイパーの付け根などは紫外線の影響や油分が抜けて白くなってくる。これは保護ツヤ出し剤で油分を補ってやれば黒々としたツヤが出るし、最近ではボディでお馴染みのガラス系コーティングも出ていて、光沢のある硬い被膜で覆ってしまうので効果も長期間持続する。今までテストした感じでは1年間ぐらいツヤは持続するので、定期的に塗る手間もかからない。

 そして樹脂といえば、テールランプやウインカーも樹脂だ。ライトの樹脂とはいえ、ヘッドライトに使われている樹脂とは種類が異なるので、黄ばんだり、表面に細かい亀裂が入るような劣化はしない。具体的にはヘッドライトに使われているのはポリカーボネートと呼ばれるもので、この素材の特性として黄ばみやすいのが問題となる。

 一方、そのほかのレンズは飲食店のコロナ対策用パーテンションでもお馴染みとなったアクリル樹脂が使われていて、こちらは紫外線の影響を受けにくい。アクリル樹脂もくすんでくるが、これは細かいキズが一番の問題で、レンズ用にもガラス系のコーティング剤があるので、被膜が細かいキズを埋めることでツヤを出してくれる。

まとめ:適材適所のメンテナンスを

 ヘッドライトにもアクリルを使えばいいと思うが、熱に弱いのと、ぶつかったときに鋭利な破片になるなどが理由でポリカーボネートが使用されている。熱に関しては低級グレードに発熱量が多いハロゲン球がまだ使われているのが問題で、将来的にすべてLEDになれば状況は変わってくるかもしれない。いずれにしても、メンテや問題解決には適材適所的な対策や方法が大切ということだ。

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