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サーキット走行、実は最低でも「50万円」は必要だった!「本気の趣味」としてホンキで楽しむには

投稿日:

TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

  • サーキット走行のイメージ

  • サーキット走行のイメージ
  • 2輪と4輪のヘルメット
  • 4輪用ヘルメット
  • ハンスの製品カット
  • ドライバーが身につけるべき各種装備
  • FIAのロゴ
  • ロールバーのイメージ
  • フルバケットシートと4点式シートベルト

趣味として本格的に楽しむにはお金がかかる!

 とりあえず一度は体験してみておこう、的なサーキット走行はすでに終わった。走る前は面白さがわかるか半信半疑だったが、思っていた以上に面白く何度もリピート。今後はさらにハマる予感がプンプン、なんて人は意外と多くいるに違いない。

 しかし、サーキット走行を本気の趣味として楽しむには、ドライバーにもクルマにも揃えておきたい装備がある。現時点では長袖&長ズボンといった必要最低限の服装、クルマもブレーキ程度しかチューニングしていないと仮定し、ステップアップに必要なメニューと費用を考えてみたい。

ドライバーの安全装備は一式揃えておきたい

 まずはドライバーの安全装備から。半キャップ以外のヘルメットが必須なのはビギナーも同じだが、ビギナーで正式な4輪用のヘルメットを使っている人は少なく、リーズナブルな2輪用の割合がかなり高い。

2輪と4輪のヘルメット

 4輪用を推奨する理由は構造の違い。事故で投げ出され頭を強打する可能性が高い2輪では、ヘルメットも耐衝撃性を最優先させた構造になっている。対する4輪は車両火災を想定した難燃性で、見た目こそ似ているものの方向性が大きく異なるのだ。価格はエントリーモデルなら5万円~。

4輪用ヘルメット

 同時に服装も耐火性を備えたレーシングスーツ、グローブやシューズも同等のレベルで統一したい。素材の種類にもよるが普段着は火に対してほぼ無力で、仮に燃え移ったりしたらアッという間に炎に包まれる。せっかくの趣味で大ヤケドを負ったり生命を失っては、元も子もないばかりか周囲の人も悲しませてしまう。最低でもNOMEXなどを素材としたスーツ/グローブ/シューズ、加えてインナーウェアとフェイスマスクもあれば万全だ。

ドライバーが身につけるべき各種装備

 公認レースに出たくなったとき二度手間にならないよう、FIA公認モデルで揃えるなら大まかに15~20万円、非公認の走行会用ならそこから5~10万円ほど安いと思われる。本格的なシューズやグローブは安全性だけじゃなく、操作性でもアドバンテージがあるためオススメだ。

FIAのロゴ

 もうひとつ安全装備でいえばHANS(ヘルメット・アンド・ネック・サポート)も。頚椎の損傷を防ぐ非常に有用な救命デバイスで、昔は高価かつフォーミュラカー用ばかりだったが、最近はツーリングカー用が増え価格もかなり安くなってきた。FRP製のエントリーモデルなら5万円くらいで入手できるため、ぜひともHANS対応のヘルメットと併せて使いたい。

ハンスの製品カット

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