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サーキット走行、実は最低でも「50万円」は必要だった!「本気の趣味」としてホンキで楽しむには

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

安全に走行するために行っておきたいチューニングは?

 続いては車両のチューニング関連。最優先すべきは6点式を超えるロールケージで、理由はあらためて説明するまでもないだろう。サーキットにはいくらエスケープゾーンがあるといっても、法定速度を大きく超えるスピードからのクラッシュや、他車と絡んだ挙句に何度も転がるような事故の可能性があり、ロールケージのおかげで命拾いした例も何度も目にした。

ロールバーのイメージ

 フロアに穴を開けたり乗り降りが不便になることに抵抗を持つ人もいるかもしれないが、ロールケージの装着はサーキット走行という趣味を楽しむうえでのマナーと心得るべし。費用は点数や作業の難易度で開きがあり、15~25万円くらいと考えておけば大丈夫ではないだろうか。

 あとはフルバケットシートに4点式シートベルトも。純正シートと純正シートベルトではホールド性も操作性も安全性も限界があり、一度でもサーキット走行を前提としたシートとシートベルトを使えば、その意味とありがたさを誰もが痛感できるに違いない。フルバケットシートは専用のレールとセットで10万円~、4点式シートベルトは5万円くらいでマトモな製品が手に入る。

フルバケットシートと4点式シートベルト

 あとは冷却系が厳しいならラジエーターやオイルクーラーを。ブレーキパッドだけで足りなければ大径ローターやビッグキャリパーを。車種によってはノーマルで十分な場合もあるので、先走ってムダなお金を使わないようにしよう。

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  • サーキット走行のイメージ
  • 2輪と4輪のヘルメット
  • 4輪用ヘルメット
  • ハンスの製品カット
  • ドライバーが身につけるべき各種装備
  • FIAのロゴ
  • ロールバーのイメージ
  • フルバケットシートと4点式シートベルト
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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