サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

乗るならいまがラストチャンス? MTが思う存分楽しめる新車を「今買っておくべき」理由とは

今新車で購入できるMT車を紹介

 自動車産業は、100年に一度の変革期を迎えていると言われている。いまのクルマ好きが愛する純ガソリンエンジン車やMT車は、いつまであるかわからない。何でも自動化、電動化が進むなかで、あえて手動のMT車に乗るならいまがラストチャンスだ。

 将来、その希少性から値段が上がるかもしれないが、パーツ供給がストップすることもあり得るので(トヨタA80スープラのゲトラグ製MTなどは、すでにパーツの製廃が心配されている)できれば新車がおすすめ。

 現行車なら車体が製造中止になっても、その先10年はパーツが出るはず。つまり、この先15~20年は安心して乗ることができるので、MT車が大好きだという人は、今のうちに新車のMT車を買っておこう。絶滅危惧種のように言われているMT車だが、じつはまだまだ選べる余地は残っている。

意外にも多い各メーカーのマニュアルモデル

 トヨタでいえば、まずGRヤリスとGR86だ。どちらも6速MTのスポーツモデル。FRと4WDの違いはあるが、MT車で走りを追求するならこの2台しかない。練習車として選ぶなら、カローラスポーツ(6速MT)や、ヤリスのZ・G・X(6速MT)もオススメだ。とくにヤリスは車重が1t以下と軽く、150~180万円とコスパがいいのも魅力。ちなみにSUVのC-HRにも6速MT仕様がある。

日産ならマーチNISMO Sが狙い目

 日産はやっぱりフェアレディZ。2022年登場の新型ZにもMTがあるので、日産最後(?)のピュアガソリンエンジン+MTのスポーツカーとして、買っておいても悔いがないはず!? あとは、マーチNISMO Sにも5速MTがある。ニスモの手が入って、車両価格が188万円という価格にも注目したい。

MT車のラインアップが豊富なマツダ車

 そしていまMTといえばマツダ車だ。マツダ3、マツダ6、CX-3、CX-5、CX-30にもMT車があるが、スポーツ系であればロードスター(ND)は鉄板。ATもいいのだが、ロードスターはMTで乗らないともったいないかも!?

 またマツダ2の15MBもオススメしたい。MB=モータースポーツベースで装備は質素だが、エンジンはハイオク仕様で圧縮比が14.0にアップ(ほかのグレードは12.0)。116psだが車重は1040kg。6速MTで上までビュンビュン回して乗るにはちょうどいいクルマだ。

魅力的な車種をラインアップするスズキ

 スズキはスイフト、スイフトスポーツ、ジムニー、ジムニーシエラといった魅力的なMT車が揃っている。どれを買ってもハズレなしだ。スイフトRSは、車両価格が178万2000円(5速MT)で車重870kg。けっこういい練習車になるのではないだろうか。

まだまだあるMTモデル

 ほかにもスバルBRZ、ホンダN-ONE、ホンダ・シビック、ダイハツ・コペン(GRコペン)も有力なMT車なので気になる方はチェックしてみてほしい。

 ちなみに輸入車では、アバルト595やルノー・トゥインゴSもおすすめ。どちらも車重は850kgで、5速MTがある。アバルト595はフィアット500をベースとして、スポーティにモディファイした一台。内外装だけでなく、エンジンも1.4L直列4気筒ターボ、145psと強力で、パンチの効いた走りが楽しめる。

 トゥインゴSは珍しい後輪駆動、それもRRというのが特徴。パワーは65psしかないが、小回りがきいて小気味がいい。189万円というプライスも魅力だ。

モバイルバージョンを終了