ホットウイスキーを簡単にアレンジできるカクテルレシピ
魔法瓶にホットウイスキーをあらかじめ「前割り」してキャンプ場に持参する場合、途中で変化がほしくなるかもしれない。最小限の準備で作れるホットウイスキーのカクテルを3種類ご紹介しておこう。
■ホットウイスキー・トディ(写真左)
角砂糖ひとつとスライスレモン、それにチョウジ(クローブ)をいくつかレモンに挿す。チョウジは輸入食品店などで手に入り、カレーなどスパイス料理をする人なら揃えておきたい食材だが、無ければシナモンスティックで代用するのもOK。甘さが加わることで体の温まり方もアップする。
■シナモンウイスキー(写真中央)
ホットウイスキーにシナモンスティックを入れるだけ。シナモンの香りでリラックス効果がさらに増す。ちなみにシナモンを使った冬の温まりカクテルとして、ダークラムをお湯で割ってシナモンスティックとバター少々を入れた「ホットバタード・ラム」というのもある。
■ホットウイスキー・ティー(写真右)
こちらは紅茶をストレートで入れておいて、そこにウイスキーを少々たらす。お好みでレモンを浮かべたり砂糖を入れればOKで、イチジクを入れるのも美味しい。
ウイスキーを飲みながら読みたい推理小説
お酒を飲みながら本を読むのもまた、ゆったりとした豊かな時間の過ごし方。ソロキャンプで文庫本や電子書籍をゆっくり読む人もいるだろう。仙台在住の作家・三沢陽一氏による「なぜ、そのウイスキーが死を招いたのか」(光文社文庫/2021年10月)はタイトルのとおり、ウイスキーをテーマにした推理小説だ。
収録される4つの短編はそれぞれ「ブラック・ボウモア42年」「オクトモア」「キンクレイス」「マッカラン」が物語の鍵。とあるバーのバーテンダーがカウンター越しに事件の話を聞いて、安楽椅子探偵的に謎を解き明かしていく趣向となっている。
ウイスキーをめぐる歴史と文化、そしてそれを愛する人々の姿が描かれているとともに、この記事でご協力いただいたバー「Andy」安藤さんによるカクテルのレシピも付属。ウイスキーを舐めながら読むのにちょうどいい推薦図書なのである。