実用性があってキャンプがよく似合うクルマとは!?
キャンプの相棒として活躍してくれるクルマだが、実用性と信頼性、安全性、燃費性能を考えれば最新のモデルに軍配が上がる。しかし「キャンプに似合うクルマ」「雰囲気を持つクルマ」となると、不思議と古いクルマを思い浮かべる人も多いのではないだろうか?
アウトドア雑誌やキャンプ用品のポスターなどに描かれるレトロなVWタイプⅡやアメリカ車のステーションワゴンの影響もあるのだろうが、ハイテクで固められた近未来的な最新モデルを思い浮かべる人は少ないはず。ここでは「キャンプに似合う古いクルマ」について考えてみたいと思う。
アウトドアシーンで人気爆上がりのビンテージカーたち
オートキャンプや車中泊だけでなく、キャンプにとってクルマは必需品になっているのは周知の事実。公共の交通機関ではアクセスが難しい場所にキャンプ場があることも大きな理由だが、快適なキャンプを楽しむためには道具を運ぶトランスポーターであるクルマは欠かせない存在だ。
最近のキャンプ場ではハイエースを始めとするミニバンとの遭遇率が高く、SUVでは新型ジムニーを目にすることも多くなった。ミニバンはラゲッジスペースが広大で使い勝手も良いためにキャンプには最適であり、“林道の勇者”と比喩されるコンパクトなジムニーは、軽自動車ならではの経済性と本格的なクロスカントリー4WD性能がアウトドアマンを魅了する。
そして、急増しているのがハイブリッドモデルであり、驚異的な燃費性能は遠出が必要となるキャンプでは大きな味方になっているのは間違いない。だが、不思議なことにキャンプ場ではクラシカルなVWやランドクルーザー、ボルボのワゴンが放つ雰囲気に目が行ってしまうのも否めない事実。不自由を楽しむキャンプではハイテクよりも古き良き時代のレトロ感が良く似合い、手に入れたいと考えている人も多いのではないだろうか。